みつろうラップを作ってみました
おはようございます。わのわです。
このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた
我が家の取組を紹介しています。
ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。
母の遺品から捨てるに忍びなく
もらってきたものシリーズ、
藍胎(らんたい)漆器のお盆(左)です。
竹で編んで漆を塗り重ねたものです。
よいものを持っていますな、母上。
木製のお盆(右)を使っていました。
若い頃は、カントリー風というのか、
西洋の田舎風のデザインが
好きだったんですね。
今では断然和風派になりました。
古いお盆は、そこそこ綺麗なので
リサイクルショップに
持っていってみましょうかね。
さて、今日は、 みつろうラップ作りに
チャレンジした報告です。
みつろうラップとは
みつろうラップについては
何度か話題にしてきました。
木綿の布とみつろうで作った、
使い捨てないラップです。
その使い勝手や特徴、
使い方の注意点などは、
市販品を買ったときの
こちらの記事でご報告しましたので、
↓よかったら合わせてご照覧くださいませ。
購入以来ずっと使っていますが、
思った以上に使いやすくて、
もっとたくさん欲しくなってきました。
とはいえ、このみつろうラップ様、
結構お値段がはるのでございます。
先日、出先で見つけて
買ってきたみつろうで
自作してみることにしました。
期せずしてみつろうを購入できたときの
お話はこちらでご報告したとおりです↓
用意するもの
薄手の布
綿がいいです。
最終的にごみになったときの
環境負荷が小さいので。
今回は、使わなくなって
ウエス予備軍になっていた
薄手のハンカチを採用しました。
みつろう
フレーク状のものが
使いやすいですが、
塊が大きい場合は
包丁などで刻めます。
アイロンとアイロン台
クッキングシート
布より大きいサイズを2枚準備します。
わのわ流みつろうラップの作り方
まず、買ってきたみつろうは
塊が大きいので、包丁で
厚さ1、2ミリ程度に刻みました。
アイロン台の上に
クッキングシートを敷いて
ラップにする布を広げ、
その上にみつろうの刻んだのを
バラバラっと広げます。
布は、古いハンカチを使いました。
しかもいきなり大判の1枚は心配で、
4分の1にカットしたもので
まずは小手調べしてみました。
この上にさらにクッキングシートを被せて、
アイロンでいっきに融かします。
この状態で1、2分置いて、
みつろうがハリっと固まったら、
上に被せたシートをそっと剥がして
様子を見ます。
みつろうが染みていない部分に
再度みつろうを載せて
もう一度アイロンかけます。
というのを繰り返して
ムラがなくなったら完成。
このあたりの試行錯誤は
↓のYoko Kogaさんの情報を参考にしました。
写真下側の2枚が完成品です。
半透明っぽくなっているのがわかりますか?
ラップにする前の状態の上の2枚と
だいぶ様子がちがって、
生まれ変わったようです。
小鉢にかぶぜてみました。
拡大してみるとムラがあって、
手作り感があふれていますが、
市販のみつろうラップと比較して
機能的には遜色ありません。
つくってみての感想
①高価なみつろうがたっぷり必要!
薄手のハンカチの1/4サイズで、
みつろうが15gくらい必要でした。
私が買ってきたみつろうは
58gで580円だったので、
まあまあの材料費です。
市販のみつろうラップが
法外に高い気がしてましたが、
あながちそうでもないですね。
ごめんなさい。
ただ、私が買ったみつろうも
まあまあ高級な部類みたいなので、
安くていいみつろうが
探せばあるかもしれませんね。
ところで、世の中には
「みつろうシート」という
シート状のみつろうがあるらしいです。
これを布に重ねてアイロンしたら
簡単に均質なラップができそうです。
ただこれは本来、養蜂につかうもので、
「みつろう」として
利用するためのものでないので、
ほんとうに純粋なみつろうなのか、
添加物や混じり物はないのか、
ちょっとわからないのですが。
②綺麗につくるには習熟が必要?
みつろうをケチるとムラができるので、
再度みつろうを追加して
再度アイロンします。
しかし、これを繰り返すと
なんとなくムラムラになります。
おそらく、みつろうをケチらずに、
1回で決めるのが美しく作るコツ
ではないかと思いました。
またやってみます
みつろうが恐ろしい勢いで
消費されるのにおののいて、
今回は2枚でやめました。
コストと品質を考えると、
市販品、ぜんぜん悪くないですね。
ただ、折も折、亡くなった母の家には
ハンカチ、手ぬぐい、端切れが
たーくさん、あるんですよね。
しかも、親子のせいか、趣味が近く、
いたずらに私好みなのも手伝って
捨てるのがはばかられます。
これらをみつろうラップにしたら
捨てずに活用できるなぁ、
と思うわけです。
姉にあげても、喜ばれそうです。
そんな思いもあって、またなんとかして
みつろうを調達した暁には
再度チャレンジしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。