わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

カニ味噌みたいな歯磨き粉

こんばんは。わのわです。

このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。 

ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。

 

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姉から花が贈られてきました。

実は、職場での立場が変わって

ハクのある肩書きがつきました。

上昇志向の強かった亡き母が

喜びそうなので、母の代わりに

祝ってくれたのかなと思います。

それにしてもいかにも私の好きな、

地味な、おばあちゃんみたいな

カラーリングの、緑多めの花束です。

どうオーダーしたらこんな花束を

作ってもらえるのか教えてほしいぐらいです。

きょうだいというのはいくつになっても

ありがたいものです。

 

 

 

今日はみなさんお使いだと思う、

歯磨き粉のお話です。

おなじみのチューブ容器に入ってますね。

このプラスチックのチューブ容器が

どうにも好きになれず、なんとか

他の手段に代えられないものかと、

かねてから思っていました。

 

ごみ以前の問題で、字がいっぱいで、

オシャレじゃないですよね。

それにプラスチックの素材感も

やっぱり、好きじゃないんです。

 

歯磨き粉は必要か

歯磨き粉が気になる理由は他にもあります。

歯磨き粉の成分表示を見たことがありますか?

湿潤剤、清掃剤、粘度調整剤、発泡剤、

粘結剤、安定剤、保存剤、矯味剤・・・。

実にいろいろの、謎の物質が入っています。

 

安全性は充分確認されていると思います。

勉強すれば、それぞれの物質の特性は

分かるのかもしれません。

でも数が多すぎてそんな気もおこりません。

そうなると、ひとえに製造する企業を信頼して

購入するしかない感じです。

 

それに、大量生産している商品には、

必ずしも消費者の健康のためではなく、

生産や流通の都合で配合されているものが

少なからずあるものです。

 

そもそも歯磨き粉は必要なのか、

という問題を突き詰めてみると、

世の中実にいろいろな情報が錯綜しています。

 

しかし、長い歴史の中で

現代のような歯磨き粉を

人類が使うようになったのは

ここ何十年である、と考えると、

どうしても以下のような情報が

信頼できるように思えます。

 

・歯磨き粉は何を使っても大差ない

・もっというと正直必要ない

・むしろ有害な物質がいろいろ入っている

 

www.takakurashika.com

 

歯磨き粉の代わりに試したもの

そんないろいろがあって、

チューブの歯磨き粉以外に

試してみたものがあります。

 

重曹

ひと頃、歯磨き粉の代わりに重曹

歯ブラシに振って使っていました。

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このように、スパイスが入っていたびんに

重曹を入れて、洗面所において使っていました。

 

重曹には研磨作用があるので、

歯磨き粉に配合されていることもあります。

なので、これだけ使えばいいんじゃないか?

とやってみました。

 

これ、私的にはナシではないかな、

と思ったのですが、

重曹ってすごく塩っぱいです。

それで、旦那さんには大変不評で、

使ってもらえませんでした。

 

また、重曹は研磨効果が強すぎて

毎日使うのはよくないという情報もありました。

これは「確かに!」と実感してからでは

取り返しがつかなそうなので、

ほかの手段を考えた方がよさそうです。

 

歯磨きタブレット

歯磨き用の錠剤みたいのがあります。

かみ砕くと泡立つのでそれで歯を磨きます。

身近なところではLushさんが出しています。

 

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容器はプラスチックですが、

タブレットなので洗うのはチューブよりずっと楽で、

リサイクルには向いてそうです。

Lushさんは容器の回収もしていたと思うので

その点でも市販のチューブ容器よりいいです。

 

ただこれ、50gで何回分かわかりませんが、

1,600円と、なかなかのお値段です。

また、1回1錠と書いてあるのですが、

1錠ぜんぶを口に入れてかみ砕くと

口の中が泡でいっぱいになって

窒息しそうになります。

我が家ではカリっとかじって

1回につき4分の1錠くらいで使いました(^_^;

しかし、これはいかにも貧乏くさい。

 

旅行なんかには便利かなと思います。

使う日数分ピルケースに入れていけばいいので。

 

かくなる上は自家製で

結局あまり具合のいい選択肢がないので、

自作してみることにしました。

 

自家製というのも原料の種類が多いと、

ストック品は多くなるし、

パッケージをたくさん消費するし、

結果としてごみが増えるという

パラドックスにおちいりがちです。

 

しかし、いくつかのレシピを調べてみたところ、

以下の3つがあればなんとかなりそうです。

 

・クレイ素材

グリセリン

・ハッカ油

 

グリセリンとハッカ油は、ほかにも用途があって

すでに手元にありました。

【指定医薬部外品】グリセリンP 50ml(ひび あかぎれ 手作り化粧水の保湿剤)

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【食品添加物】ハッカ油P 20ml(アロマ・お風呂・虫よけ)

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どちらも普通のドラッグストアで

手に入るものです。

 

あとは、主原料であるクレイ素材さえあればできそうです。

 

クレイ素材は以下の3種類が主流で、

効果にはあまり差がなさそうです。

いずれも磨くというよりは、

汚れを吸着する作用が強いようです。

 

・ホワイトカオリン

・モンモリロナイト

ガスール

 

訪れたお店「生活の木」さんでは

3種類とも扱っていたのですが、

フランス産のモンモリロナイトにしました。

 

生活の木 AC モンモリオナイト 30g

生活の木 AC モンモリオナイト 30g

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

ほかの2種類の産地は忘れました。

あまり根拠はないのですが、フランスが一番、

生産の現場での人権侵害などが

なさそうなイメージだったので(^_^;

 

分量や作り方は、プラなし生活さんの記事の

①「カオリン × 植物性グリセリン」タイプ

を参考にしました。

lessplasticlife.com

 

そして、できたのがこちら。

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小さなジャムの瓶にいれました。

なんだか、カニ味噌みたいな色です(^_^;

プラなし生活さんが、

ホワイトカオリンで作っていた

大事な理由が分かりました!!

 

とはいえ、使ってみると、泡は立ちませんが、

味はかなり普通の歯磨き粉に近くていい感じです。

 

塗れた歯ブラシで少量をすくい取って使います。

洗い上がりがとてもすっきりさっぱり。

旦那さんは「朝までさっぱり感が続く」と

気にいってくれました。

あと、歯磨き粉を使った後の

あの変な味覚異常がありません。

 

旦那さんにもうけがよかったので、

当面これをつかってみようかと思います。

ただ、次回のクレイ素材は白い

ホワイトカオリンにしようかなと思います(^_^;

 

ごみ減量効果の試算:年間36g

チューブ状の歯磨き粉の包装材は12gでした。

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我が家ではこれ1本を3ヶ月くらいで消費していました。

 

※ちなみに普通は1回1g使うそうなので

 1本140gを2人で朝晩2回使うと

 一月くらいしか持たない計算ですが

 我が家は1回の量がかなり少ないみたいです(^_^;

 

12g/本 × 4本/年 = 36g

 

歯磨き粉を自家製することで、

年間36gのプラごみ減量になる計算です。

 

しかし、自家製する場合の原料のパッケージもあります。

モンモリオナイトのプラ袋3gを年間4回で12g。

それに少量とはいえグリセリンやハッカ油の

容器もあります。残念ながら

ごみの減量効果はあまり大きくありませんね。

 

ただ、我が家は1回に消費する

歯磨き粉の量がそもそも少なかったので、

それだけでもだいぶごみの減量になっていたと

考えることもできます(^_^;

 

今回はお試しで、クレイ素材の

少量パックを買ったのですが、

もう少し容量の大きい物を買えば

少しはましかもしれませんね。

理想は量り売りがあるといいんですが!

 

とはいえ、歯磨き粉の成分の不気味さを考えると

やっぱり素性の知れた原料の方が安心・快適です。

なので、私はもう今後、市販の練り歯磨きは

買わないと思います。

 

長くなりました。

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。