わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

「倭」のお風呂セット

こんばんは、わのわです。このブログでは、

ゼロ・ウェイストな暮らしを目指した我が家の取組を紹介しています。

ごみを減らしたいという方のなにがしかのヒントになれば幸いです。

 

ひと頃、我が家に脱・プラスチックブームがあったせいで、

我が家で目に見える、手に触れるプラスチックは

かなり少ない方だと思います。

洗濯物干し、ほうき、ちりとり、はたき、ヘアブラシ、

しゃもじ、バケツ、キッチンタイマー、おたま、

計量カップ、軽量スプーン、園芸用のスコップ、ざるとボール、

石けんトレイ、漏斗、漬け物石、洗面所のコップ、

以前は、あるいは普通はプラスチック製のもので、

我が家ではプラスチック以外の素材を使っているものです。

しかし、なかなか脱・プラできないものも結構あります。

主なのは電化製品一般、家の設備(ユニットバスなど)、

ふとんばさみ、歯ブラシなど。

できれば伝統的な「倭」の道具に立ち返りたいと思うのですが、

ふとんばさみって、プラスチック以前はどうしていたんでしょうね?

 

さて、今日は、何年か前のお話ですが、その一連の流れのなかで、

ごみの減量にもつながったかな、と思えている

お風呂セットの脱・プラスチックです。

 

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 脱プラ志向

買い替えた動機はゼロウェイストというよりは、

プラスチックを生活空間から減らしたい!

という思いからでした。

 

これも、新しい家に引っ越してから

より明確な嗜好になったことです。

目に入るもの、手に触れるものは

出来るだけ自然素材がいいなあ、

と切に思うようになりました。 

 

プラスチックは悪か

あ、またこの問題に持ち込んでしまいましたね。

プラスチックはダメだと言い切れない私がいます。

 

一言でプラスチックと言っても、

すごくいろいろな素材があって、

生産からリサイクル、廃棄まで

発生する環境負荷もいろいろだと思うのです。

 

自然素材より明らかにいい点もあります。

たとえば、軽いということは、

輸送にかかる二酸化炭素排出量が少ないだけでなく、

純粋にごみになった時の物量が少ないことにも繋がります。

 

いろんなごみの重量を測り続けてわかったことですが、

容器としてのガラスとプラスチックを比較してみると、

ガラス容器って、入れる液体の半分くらいの重さがいるんです!

例えば、1リットルの液体の容器は

ガラスだと500g、ペットボトルだと30-40gくらいです。

1トン積めるトラックに目一杯積んだとして、

ガラスびんだと運べる液体の量は667リットル。

ペットボトルだと966リットルってことです。

 

さて、どっちがエコでしょうね?

これは結構悩ましい問題です。

 

それでも脱プラはエコと思いたいわけ

しかし、概して言えることは、

寿命が短く、多様ゆえリサイクルしにくい。

そして、総じて多様ゆえ、

そのライフサイクルコストを把握するのは

素人には至難です。そう、至難。

これこそが、これだけで、

脱プラを志向する理由になるのではと思います。

 

プラスチックを選ばない、という行動原理は、

個別的には本末転倒な場合もあるかもしれません。

でも、全体としては、恐らく

環境負荷が小さくなるのではと思っています。

 

さて、だいぶ話がそれました。

買い換える前のプラスチックのお風呂セットは

確か3年目くらいだったと思いますが、

すでに表面のコーティングがはがれて、

ボロっとしていました。

 

そう、とにかくプラスチックは寿命が短いのです。

対して、木の桶はカビのリスクは高いですが、

大事に使えば一生モノではないかと思います。 

 

 

ごみ減量効果の試算:年間0.5kg(不燃ごみ

買い替え前のお風呂セットの重さは測っていないのですが、

ネットで同じくらいに見える商品の重さを調べると、

洗面器が360g、手桶が150g、風呂椅子が1kg、合計1.5kgくらいです。

木のお風呂セットが一生ものという皮算用のもと、

プラスチックのお風呂セットを3年ごとに

買い換えなくて済むようになったと考えると、

 

1,500g/セット ÷ 3年 = 500g

 

一生使える木のお風呂セットにすることで、

年間に割り戻すと500gの不燃ごみ減量になった計算です。

 

なお、木のお風呂セットは3点であわせて2.4kgありますが、

一生使えるという皮算用にたてば、

年間に割り戻した重量は微々たる量といえそうです。