干し芋紳士とみつろうバーム
おはようございます。わのわです。
このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた
我が家の取組を紹介しています。
先日、仕事関係で懇意にしている紳士から
贈り物が届きました。
私が愛して止まない 冬のおやつ、
干し芋です!しかも自家製!
2kg以上ありました。
送り主の紳士とは、母が亡くなったときに
お悔やみのメールをいただいて以来でした。
ある日ひょっこりメールをくださいました。
「干し芋、いる?」と。
気にかけてくださったのだなぁ、と
それだけでも感激なのですが、
仕事上の雑談程度のつきあいで、
私がこういうモノが大好きだと
見抜かれていた!年長者の
人を見る目の温かさっていうんですかね。
わたしもかくありたいなぁ、と思いました。
さておき今日は、ついに手にいれたみつろうと、
それで作ったバームのご紹介です。
よろしければお付き合いください。
みつろうを入手
みつろうラップやら、バームやら、
なにかと便利なみつろうが
気になってきた今日この頃。
しかし、なかなか手に入らずにいました。
なにしろ私、こんな時代に
通販はできるだけ利用したくない
というひねくれ者でして。
通販の梱包材のごみが嫌なんですね。
あとは、暮らしに必要なモノは
できることなら
自分の行動範囲で手に入れる、
ローカルに暮らすことにも
価値があると思っています。
みつろうって、通信販売だと
いくらでもあるのですが、
店舗だとそもそも何屋さんに
行けばいいのかなあ、と、
そこで思考停止していました。
が、ある日出先で、蜂蜜専門店を見つけました。
ニュージーランド産専門という、
セレブ感溢れるお店ですが、
蜂蜜屋さんなら、みつろう置いてそうです。
欲を言えば国産がいいのですが、
ニュージーランドなら
生産の過程で目に余る自然破壊とか
人権侵害とかはなさそうですね。
そんなことを思いつつ、入店し、
聞いたらありました。
300gで3,000円くらい。
いや、いい量でいいお値段!
と思って迷っていたら、
半端な量が余っているのでいかがですか?
と、小さなパッケージを勧められました。
58gで580円。
お、これくらいの量ならお試しにいいかも。
ということでお買い上げしました。
保湿にバームを選ぶ理由
このみつろうで、バームを
作ってみることにしました。
バームは、植物性のオイルに
みつろうを加えて固めたものです。
私、普段は椿油などの植物性オイルを
スキンケアに使っています。
しかし、これだと冬から春にかけては
少し保湿力が心許ないのです。
以前は市販のクリームを使っていましたが、
ある時、化粧品のナゾの原料の多さが
気味悪くなってしまいました。
そのお話は以前お伝えした記事があります。
よかったら併せてご覧ください↓
とくに水と油を混ぜてある
乳液やクリームの類は
原料の種類が少ない市販品がありません。
自作するにもいまいち得体の知れない
「乳化剤」が必要です。
その点、バームは油どうしなので、
融かせば混ざり、ほかに原料がいりません。
とにかくシンプルで素性が明確。
みつろうと植物油のふたつだけに
注意を払えばいいわけです。
原料の調達やストックも2種類だけです。
なかなかにシンプルで
ゼロウェイストではありませんか。
みつろうバームの作り方
調べてみたところ、
みつろうと植物性のオイルを
湯煎で融かして混ぜて、
冷まして固める、これだけなんですね。
温度や時間の管理も
それほどシビアでないようで、
沸騰しないことだけ気をつけて、
みつろうが融けきるまで
湯煎すればいいようです。
配合はぽこ33さんのものを参考にしました。
オイルにぽこ33さんは
ごま油を使ってますが、
今回は、母の住まいから出てきた
ひまわり油を使いました。
このひまわり油の話は↓でご紹介しています。 wanowanowa.hatenablog.com
ぽこ33さんのだいたい3分の1量で、
みつろう5g、ひまわり油30gにしました。
容器に直接計り入れました。
頂き物の金平糖が入っていたガラス容器です。
これを湯煎しました。
湯煎を始めてから思ったのですが、
温度変化に弱いガラスの容器は
危険だったかもしれません。
本当は、缶が良いのでしょうね。
とはいえ、始めてしまったものは仕方ない。
恐る恐る、弱火でじっくり温めました。
20分ほどで、こんな感じで
みつろうが融けきって透明になりました。
やけどしないように、
お湯が入らないように、
湯煎からそっと取り出し、
ぐるぐるっと混ぜて、 冷まします。
1時間後にはすっかり固まっていました!
これで、みつろうバームの出来上がりです。
初・自作バームの感想
リップクリームくらいの
意外と堅いバームができました。
もう一息、柔らかい方が好みかなあ。
オイルの種類によって出来上がりも
違うのかもしれません。
もう一度融かしてオイルを
追加することもできるらしいです。
あと、これもあとで調べたことですが、
融けきった段階でよーくかきまぜると、
なめらかなバームが、
かきまぜが甘いと
ザラザラした感触のバームが
できるそうで、言われてみると
今回のはいかにもザラザラ。
、、、やり直し?とも思いましたが、
試しにしばらくこれを
使ってみようと思います。
ごみ減量効果の試算:120g(プラごみ)
以前使っていたクリームは
20gくらいのプラスチック容器に
入っていました。
公式サイトを みると、
これ1個で2-3ヶ月もつとのことなので、
乾燥肌の私は2ヶ月に1個とします。
20g/個 × 6個/年 = 120g
みつろうバームを自作することで、
年間120gのプラスチックごみ減量になった計算です。
なお、みつろうのパッケージのプラスチック袋は
微々たる量としても、
オイルはガラス瓶に入っていることが多く、
重さだけで言うと、
ほとんど変わらないかもしれません。
でも、プラスチックよりはましですかね。
長くなりましたが、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。