わのわ流納豆作りレシピ
こんにちは。わのわです。
このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた
我が家の取組を紹介しています。
ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。
先日ラジオで竹内まりやの
「プラスチック・ラブ」という曲が
かかってまして、旦那さまと話してました。
わ「どういう意味だろうね?」
旦那(スマホで調べつつ)
「都会的で無機質なイメージみたいよ」
わ「・・・プラスチックって、有機物だよね?」
旦那・わ「!?」
なんてことがありました。
ま、つまらない揚げ足とりですが。
プラスチックがそんなカッコいいように
捉えられていた時代もあったのですね。
そういえば、「アスファルト・レディ」なんて
誰かの歌もあったような。
さて、今日は、今では人類の負の遺産に
なりそうな印象(私見)しかない
プラスチックの消費を
減らすためにやっている
納豆作りをご紹介します。
不幸があって以来、気が乗らなくて
しばらくお休みしていましたが、
先日、久しぶりに納豆作りをしました。
そのとき、作りながら手順を
ツイッターにアップしていたので整理して、
我が家の納豆づくりをご紹介しますね。
10月の不幸以来お休みしていた、納豆作りに久しぶりに着手してみます。大豆は北海道鷹栖町のはらざき農園さまから。加工食品はどうしてもゴミが多いことが多いので、できる範囲で自作にチャレンジしています。#ゼロ・ウェイスト#リデュース#脱・加工食品#原崎農園#納豆作り pic.twitter.com/KMQ2G41E3C— わのわ (@KWanowanowa) January 5, 2019
わのわが納豆を自作する理由
一番はあの嵩張る発泡スチロールの
パッケージのごみが嫌だからです。
あれはスーパーの白色トレイ回収でも
除外品になっていることが多いですね。
自作しても納豆菌や大豆の
パッケージのごみは出るのですが、
既製品を買うのとは雲泥の差です。
あとは、一度作ってみると、
素性がわかっている食べ物の
爽快感と安心感がたまりません。
原料は、大豆と塩、わずかばかりの納豆菌、
この3つだけですから。
原料
では、原料から説明していきますね。
原料は以下の3つだけです。
・大豆(250g)
・塩(小さじ1/2くらい)
・納豆菌(少々)
私は市販の納豆菌を使ってますが、
上級者はわらや野草を使うそうです。
あと、うちではごみが出るのでやりませんが、
市販の納豆を種にする方法もあります。
↓うちはこれ。
用意する道具
・圧力鍋
→普通の鍋でもできます。
時間はかかりますが。
・平らな容器
→我が家では大きめの
平たいフライパンを使っています。
手がとれるティファールが便利。
・ふきん
→平らな容器にかぶせられるくらいの
おおきさのもの。
・スプーンと小皿
→納豆菌をお湯で溶くのに使います。
・保温容器
→うちではオーブンレンジを使ってます。
保温性能は抜群とはいえませんが、
上下段に配置できる構造が便利です。
保冷バッグでもできるようです。
ヨーグルトメーカーなんて
発酵専用の家電もあるみたいです。
・保温道具
→我が家はオーブンの発酵機能や
湯たんぽを使ってます。
使い捨てカイロを使ったり、
お風呂に浮かべて保温、
なんていうのも見たことがあります。
あとは、菜箸とかざるとか、
普通の料理に使うものは使います。
わのわ流納豆の作り方
手順を順番に説明していきますね。
①浸水
保温性のいいお鍋をつかって
熱湯で1時間浸水します。
これは圧力鍋を使う前提で、
ふつうのお鍋を使う場合は、
24時間くらい浸水が必要です。
その場合、とくに夏場は、
熱湯で時間を置くと大豆が傷むので、
お水で浸水した方がいいそうです。
②茹でる
大豆は水に浸すと表面にしわができますが、
1時間くらいで見た目つるんとします。
これをざるにあげて、
水4カップと塩小さじ1/2くらいとともに
圧力鍋で加熱します。
我が家の圧力鍋では
加圧(高圧)5分のあと自然減圧です。
ふつうのお鍋だとコトコト、
1時間くらいじっくり火を通すようです。
落としぶたをした方がいいそうですが、
しなくても問題なかったので
我が家ではしていません。
③道具の煮沸消毒
圧力鍋を自然減圧している間に
平らな器に使うフライパンで
ふきん、スプーン、小皿を煮沸します。
茹で上がった大豆をあげるざるは
ここには入らないので、
煮沸に使ったお湯を回しかけます。
④納豆菌を水に溶く
煮沸したお湯小さじ1杯程度で
粉末の納豆菌を溶きます。
納豆菌の使用量は納豆菌の
用量に従えばいいと思います。
我が家のは耳かきみたいなお匙1-2杯です。
ただ、多めに入れた方が失敗が少ないです。
⑤納豆菌と大豆を混ぜる
煮上がった大豆をざるにあげて水を切り、
平らな容器に移して納豆菌をよく混ぜ、
平らに広げます。
ちなみにこの大豆は納豆にせず、
そのまま食べたり料理につかうこともできます。
酢大豆にすると保存もききます。
⑥発酵
容器に固く絞ったふきんをかぶせ、
40度で24時間発酵させます。
発酵温度、時間も諸説ありますが、
我が家ではこれでやっています。
我が家では最初の1時間くらい
オーブンの発酵機能でしっかり温度管理し、
その後は電源を切って
湯たんぽを下段に入れて適当保温です。
数時間ごとに様子をみて、
アンモニアっぽい臭いがしたり、
ちっとも白っぽくならないなど
調子が良くない場合は
長時間オーブン様に頼ることもあります。
納豆の保温に使う湯たんぽは、
冬場は6時間おきくらいに温めなおします。
古風なこのブリキの湯たんぽは
直火にかけられるというのが
便利で気に入ってます。
夏場は、12時間おきか、
猛暑ならほったらかしでもできます。
24時間発酵後。
大豆の表面が白っぽくなれば
だいたい完成です。
すぐでも味わえますが、
冷蔵庫で1日くらい寝かせると
落ち着いた納豆らしい味になります。
⑦冷蔵庫で寝かせる
以上のレシピで500gくらいの納豆ができます。
市販の納豆が1パック30-50gくらいなので、
10パック分以上できます。
我が家ではこれを冷凍にはせず、
冷蔵で2週間くらいかけて消費しています。
ちなみに、ちょっとくらい
「なんか市販の納豆とちがう・・・」
という気がしても、
冷蔵庫で1日くらい寝かせると
落ち着いてきます。
よくあるのはアンモニア臭がする場合ですが、
これも冷蔵庫で寝かせていると
だんだん気にならなくなってきます。
ゼロ・ウェイストな納豆づくりへ
我が家の納豆づくりはこんな感じですが、
よりゼロ・ウェイストにするためには
1)原料の大豆をパッケージフリーで入手する
2)納豆菌を野外の植物から調達する
3)発酵に電気エネルギーを使わない
これができるとかなりゼロ・ウェイストですね。
ただね、やっぱり、これまでの
ちょっとイマイチな成果から
得られた教訓としては、
・発酵の温度管理
・納豆菌をけちらない
この2点が、失敗しないための
大きな秘訣なんですよね。
一度に結構な量をつくるので、
失敗上等!という気概が足らず、
なかなかこれ以上は踏み込めずにいます・・・。
ごみ減量効果の試算:年間1.5kg
以前、こちらで試算しています。
気になる経済効果
ごみ減量効果は既に算定済みなので、
経済効果を考えてみましょうか。
自作納豆でそこそこ費用がかかるのは
大豆の調達だけです。
大豆1kgで納豆2kgできます。
一方、納豆2kg買うには
国産大豆だと40g×3パック=120円として
2kg(大豆1kg相当)だと2,000円。
外国産だと40g×3パック=90円として
2kg(大豆1kg相当)だと1,500円。
普通の国産大豆は
1kg1,000円くらいのものが多いので、
国産大豆の納豆を買うことを考えれば
半値くらいでできる計算です。
ただ、お金で考えたら、
手間にみあう「お得」という
ほどではないですね。
長くなりました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。