わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

わのわ流納豆作りレシピ

こんにちは。わのわです。

このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。 

ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。

 

 先日ラジオで竹内まりや

「プラスチック・ラブ」という曲が

かかってまして、旦那さまと話してました。

わ「どういう意味だろうね?」

旦那(スマホで調べつつ)

「都会的で無機質なイメージみたいよ」

わ「・・・プラスチックって、有機物だよね?」

旦那・わ「!?」

なんてことがありました。

ま、つまらない揚げ足とりですが。

プラスチックがそんなカッコいいように

捉えられていた時代もあったのですね。

そういえば、「アスファルト・レディ」なんて

誰かの歌もあったような。

 

さて、今日は、今では人類の負の遺産

なりそうな印象(私見)しかない

プラスチックの消費を

減らすためにやっている

納豆作りをご紹介します。

 

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不幸があって以来、気が乗らなくて

しばらくお休みしていましたが、

先日、久しぶりに納豆作りをしました。

 

そのとき、作りながら手順を

ツイッターにアップしていたので整理して、

我が家の納豆づくりをご紹介しますね。

 

 

わのわが納豆を自作する理由

一番はあの嵩張る発泡スチロールの

パッケージのごみが嫌だからです。

あれはスーパーの白色トレイ回収でも

除外品になっていることが多いですね。

 

自作しても納豆菌や大豆の

パッケージのごみは出るのですが、

既製品を買うのとは雲泥の差です。

 

あとは、一度作ってみると、

素性がわかっている食べ物の

爽快感と安心感がたまりません。

原料は、大豆と塩、わずかばかりの納豆菌、

この3つだけですから。

 

 原料

では、原料から説明していきますね。

原料は以下の3つだけです。

・大豆(250g)

・塩(小さじ1/2くらい)

・納豆菌(少々)

私は市販の納豆菌を使ってますが、

上級者はわらや野草を使うそうです。

あと、うちではごみが出るのでやりませんが、

市販の納豆を種にする方法もあります。

 

 ↓うちはこれ。

 

 用意する道具

・圧力鍋

 →普通の鍋でもできます。

  時間はかかりますが。

・平らな容器

 →我が家では大きめの

  平たいフライパンを使っています。

  手がとれるティファールが便利。

・ふきん

 →平らな容器にかぶせられるくらいの

  おおきさのもの。

・スプーンと小皿

 →納豆菌をお湯で溶くのに使います。

・保温容器

 →うちではオーブンレンジを使ってます。

  保温性能は抜群とはいえませんが、

  上下段に配置できる構造が便利です。

  保冷バッグでもできるようです。

  ヨーグルトメーカーなんて

  発酵専用の家電もあるみたいです。

・保温道具

 →我が家はオーブンの発酵機能や

  湯たんぽを使ってます。

  使い捨てカイロを使ったり、

  お風呂に浮かべて保温、

  なんていうのも見たことがあります。

 

あとは、菜箸とかざるとか、

普通の料理に使うものは使います。

 

わのわ流納豆の作り方 

手順を順番に説明していきますね。 

 

①浸水

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保温性のいいお鍋をつかって

熱湯で1時間浸水します。

これは圧力鍋を使う前提で、

ふつうのお鍋を使う場合は、

24時間くらい浸水が必要です。

その場合、とくに夏場は、

熱湯で時間を置くと大豆が傷むので、

お水で浸水した方がいいそうです。

 

 ②茹でる

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大豆は水に浸すと表面にしわができますが、

1時間くらいで見た目つるんとします。

これをざるにあげて、

水4カップと塩小さじ1/2くらいとともに

圧力鍋で加熱します。

我が家の圧力鍋では

加圧(高圧)5分のあと自然減圧です。

 

 

ふつうのお鍋だとコトコト、

1時間くらいじっくり火を通すようです。

 

落としぶたをした方がいいそうですが、

しなくても問題なかったので

我が家ではしていません。

 

 ③道具の煮沸消毒

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圧力鍋を自然減圧している間に

平らな器に使うフライパンで

ふきん、スプーン、小皿を煮沸します。

 

茹で上がった大豆をあげるざるは

ここには入らないので、

煮沸に使ったお湯を回しかけます。

 

④納豆菌を水に溶く

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煮沸したお湯小さじ1杯程度で

粉末の納豆菌を溶きます。

納豆菌の使用量は納豆菌の

用量に従えばいいと思います。

我が家のは耳かきみたいなお匙1-2杯です。

ただ、多めに入れた方が失敗が少ないです。

 

 ⑤納豆菌と大豆を混ぜる

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煮上がった大豆をざるにあげて水を切り、

平らな容器に移して納豆菌をよく混ぜ、

平らに広げます。

 

ちなみにこの大豆は納豆にせず、

そのまま食べたり料理につかうこともできます。

酢大豆にすると保存もききます。 

 

⑥発酵 

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容器に固く絞ったふきんをかぶせ、

40度で24時間発酵させます。

発酵温度、時間も諸説ありますが、

我が家ではこれでやっています。

 

我が家では最初の1時間くらい

オーブンの発酵機能でしっかり温度管理し、

その後は電源を切って

湯たんぽを下段に入れて適当保温です。

数時間ごとに様子をみて、

アンモニアっぽい臭いがしたり、

ちっとも白っぽくならないなど

調子が良くない場合は

長時間オーブン様に頼ることもあります。

 

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納豆の保温に使う湯たんぽは、

冬場は6時間おきくらいに温めなおします。

古風なこのブリキの湯たんぽは

直火にかけられるというのが

便利で気に入ってます。

 

夏場は、12時間おきか、

猛暑ならほったらかしでもできます。

 

 

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24時間発酵後。

大豆の表面が白っぽくなれば

だいたい完成です。

 

 

すぐでも味わえますが、

冷蔵庫で1日くらい寝かせると

落ち着いた納豆らしい味になります。

 

⑦冷蔵庫で寝かせる

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以上のレシピで500gくらいの納豆ができます。

市販の納豆が1パック30-50gくらいなので、

10パック分以上できます。

我が家ではこれを冷凍にはせず、

冷蔵で2週間くらいかけて消費しています。

 

ちなみに、ちょっとくらい

「なんか市販の納豆とちがう・・・」

という気がしても、

冷蔵庫で1日くらい寝かせると

落ち着いてきます。

よくあるのはアンモニア臭がする場合ですが、

これも冷蔵庫で寝かせていると

だんだん気にならなくなってきます。

 

ゼロ・ウェイストな納豆づくりへ

我が家の納豆づくりはこんな感じですが、

よりゼロ・ウェイストにするためには

1)原料の大豆をパッケージフリーで入手する

2)納豆菌を野外の植物から調達する

3)発酵に電気エネルギーを使わない

これができるとかなりゼロ・ウェイストですね。

 

ただね、やっぱり、これまでの

ちょっとイマイチな成果から

得られた教訓としては、

・発酵の温度管理

・納豆菌をけちらない

この2点が、失敗しないための

大きな秘訣なんですよね。

 

一度に結構な量をつくるので、

失敗上等!という気概が足らず、

なかなかこれ以上は踏み込めずにいます・・・。

 

ごみ減量効果の試算:年間1.5kg 

以前、こちらで試算しています。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

気になる経済効果

ごみ減量効果は既に算定済みなので、

経済効果を考えてみましょうか。

 

自作納豆でそこそこ費用がかかるのは

大豆の調達だけです。 

 

大豆1kgで納豆2kgできます。

一方、納豆2kg買うには

国産大豆だと40g×3パック=120円として

2kg(大豆1kg相当)だと2,000円。

外国産だと40g×3パック=90円として

2kg(大豆1kg相当)だと1,500円。

 

普通の国産大豆は

1kg1,000円くらいのものが多いので、

国産大豆の納豆を買うことを考えれば

半値くらいでできる計算です。

 

ただ、お金で考えたら、

手間にみあう「お得」という

ほどではないですね。

 

長くなりました。

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。