ざくろの収穫
こんにちは。わのわです。このブログでは、
ゼロ・ウェイスト に向けた我が家の取り組みを紹介しています。
ごみの減量に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。
先日、ものもらいを患い、それは治ったのですが、
患った方の目が明らかに急に
見えにくくなっていることに気づきました。
ふたたび眼科をおとずれたのですが、
あっさり「老眼」認定され、軽くショックです。
「ものもらい前はちがったんです。急にそんな?」とか
「しばらく様子をみたらよくないですかね?」とか
いろいろ食い下がってみたのですが、
「そういうことがいつ起きてもおかしくない年齢です」
さらりと諭されて終わりました。
きっと、最初に「老眼」と診断される人って
だいたい往生際悪いんものなんでしょうね。
認めたくないものだな・・・。
さて、今日は、庭のざくろの収穫報告です。
珍しく眼に優しく?写真多めでお伝えします。
今年の収穫量
我が家の庭にはざくろの木があります。
我が家が越してくる前からあったものなので、
とてもしっかり根付いていて頑丈です。
大人でも木登りできるくらい。
そんなざくろが今年も実ったので、
9月、10月の週末2回かけて、収穫しました。
以前紹介した、マイバスケットに収穫しています。
この写真は1回目の収穫で、
10kg以上採れました。
ざくろは採ってからの処理が大変なので、
初日はこれくらいにしました。
2回目も合わせた収穫量は112個で22.1kg。
昨年は10kgくらいだったので、
倍くらいの豊作でした。
これぞ太陽と雨と土の恵み!
この抱えきれないほどのざくろが、
我が家に降り注ぐひと夏のお日さまと雨のめぐみ、
そして庭の土だけで作られたなんて感慨深いです。
ふつう、モノを作るときには
同じくらいの分量の材料が要りますよね。
この、甘酸っぱくてきれいな赤いざくろの実は、
お庭に木があるだけで、
なにも特別な材料なしにできました。
まるで魔法のようなミラクルです。
収穫祭をやってお日様や神様に感謝しよう!という
先人たちのモチベーションがよく分かります。
鬼の選り分け作業
ざくろは採ってからが大仕事です。
ひたすら割って、内側の果肉を選り分けます。
みかんのように整然と並んでいれば楽なのですが、
ざくろは、果肉のついた厚手の紙を
くしゃっと丸めて固めたような構造で、
このうえなくランダムに果肉が隠れています。
この作業が、一番時間がかかります。
2人で丸一日以上、格闘する感じです。
格闘しているとそこここからアリも湧いてきて、
しばしばとりつかれ、身体がむずむずします。
我が家は夫婦2人ですが、子供がいたらこんな作業も
珠玉の思い出になるのでしょうね。
ざくろの果肉
皮を取り去ると、重さは半分くらいです。
見てください!
キラキラして、宝石みたいにキレイなんです。
2、3粒つまむと甘酸っぱくて美味しいです。
ただ、これ全部、種子があるんです。
例えて言えば、とうもろこしの粒々に、
米粒よりひと回り大きい種子が、
全部入っている感じです。
食べる気しませんよね。そこでもうひと仕事です。
ざくろジュース
フードプロセッサーで砕いて、
布巾でこして、ジュースにします。
これまた、すごくキレイな色なんですよね。
鮮やかすぎて、人工的にすら見えるほどです。
フレッシュでとっても美味しいです。
お庭の賜物と思うと、美味しさもひとしおです。
昨年はジュース以外に、
シロップ漬け、酢漬け、ジャムなども作ったのですが、
ざくろの風味が酢や砂糖に飲まれてしまう感じで
いまいちだったので、今年は全てジュースにしました。
種子を取り除くと物量はさらに減って、
もとの収穫量の3割くらいです。
とはいえ、20kg以上あったので、
7リットルできました。
一度にはとても飲めない量なので、
ほとんどは小分けにして冷凍しました。
自家製ざくろジュースはコスパじゃない!
ここまで、大の大人2人まる2日分くらいの労働です。
実際の労働量はというと、
ワタクシ:旦那さま=1:3くらいですが。
ありがたきかな、旦那さま。
ひとりだったらとてもこんなことはできません。
労働の対価としてはかなり効率悪いです。
でもね、食べもののために身体や手を動かすって、
お金には換えられない価値があると私は思うのです。
そういう時間が一番「生きている」実感を
与えてくれると思っています。
ごみ減量効果の試算:年間3.9kg(ガラス)
収穫したざくろは22.1kgで、
果汁は7リットルとれました。
ネットで調べたところ、
国産有機ストレート果汁のざくろジュースは
だいたいガラスの4合瓶(720ml)で
売られているようですが、この瓶10本くらいです。
4合瓶の重さは、390g程度です。
390g/本 × 10本 = 3,900g
自家製のざくろジュースを作ることで、
3.9kgのガラスごみ減量になった計算です。
ま、実際は、自家製でなければ、
国産で有機でストレート果汁の
ざくろジュースなどという
贅沢なものを買ったりはしないんですけどね。
なお、今回は懺悔があります。
ジュースを冷凍するために、
500mlのペットボトル(33gくらい)を10本くらい、
消費してしまいました・・・。
さすがにガラス瓶で冷凍する訳にもいかず・・・。
大量の液体を冷凍するのに使う容器は何が正解でしょうね?