わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

避けては通れない布ナプキンの話

おはようございます。わのわです。

このブログでは、ゼロ・ウェイストな暮らしを目指した

我が家の取組を紹介します。どなたかのヒントになれば幸いです。

 

すっかり秋めいてきましたね。

今日の東京はどんより曇り空ですが、この時期、

晴れた日は空の高いところと低いところに

別の種類の雲が行き来していたりして、

空に、いつも以上に立体感というか奥行きがあって、

すごく表情豊かで、つい見入ってしまいます。

我が家の庭では柿やざくろ

着々と実りの準備を進めています。

ざくろは昨年10kgとれたのですが、

今年は見るからに昨年より豊作です。

ありがたいことですが、ざくろは皮をむくのも

果汁を搾るのもなかなかの手間なので、

お手柔らかにして欲しい気持ちもあり、複雑です。

 

さて、ざくろといえば、美容やら妊娠やら、

女性に嬉しい効果がいっぱいあるらしいですね。

今日は、そんな女性を煩わす日々に必要な、生理用品のお話です。

f:id:wanowanowa:20180902190512j:plain

我が家の庭のざくろ

 

 

布ナプキンが気になる日々

ナプキンのごみの物量はかなり早い段階から気になっていました。

順番としては、

1)キエーロで生ゴミが減り↓

wanowanowa.hatenablog.com

 

2)洗えるペットシーツで犬のトイレシーツがなくなり↓

wanowanowa.hatenablog.com

 

その次くらいに気になってきたのが

毎月のナプキンのごみです。

記事にするのが遅れたのは、

どうでもいいことですが、

トップ画像に何を掲載しようか

決めあぐねていたためです(結果、なぜかざくろ)。

自分が使っているものを掲載するのもなんですからね・・・。

 

さて、ナプキンのごみが気になっていたその頃、

世の中には使い捨てない布ナプキンというものが

あるらしいことは認識していましたが、

やはり、始めは結構敷居が高かったです。

 

「高分子吸収体さま」じゃないと

受け止めきれないでしょ?とか

洗ってそんなにきれいになるのかなぁ?とか

いろいろ、不安しかない感じでした。

 

とはいえ、試してみた

しかし、恐れてばかりいても何もはじまらないので、

トライしてみることにしました。

だって、使い捨てナプキンが登場、普及したのは

1960年代頃だそうですよ(Wiki調べ)。

それ以前の長の年月、女性は高分子吸収体なしで

立派にやってきたのです。

そんなに難しいことであるはずがない。

 

最初は1枚だけ買って、多くない日、失敗しても傷が浅い、

出かけない休日からトライしてみました。

おそるおそる、使用する時間や状況の幅を拡げていきましたが、

拍子抜けするほど問題はおきませんでした。

少しずつ買い足していきました。

 

吸収力では、使い捨てとなんら違いがない気がします。

 

また、もれに関してもそのリスクは変わりません。

むしろ、布の方が使用感が快適で、

ほどなく、使い捨てを使うのが嫌になってきました。

今では使い捨てナプキンのストックは

非常用に少し、かつて買ったものがあるだけです。

ほんと、ふつうに布で充分。

「高分子吸収体」って、何教だったんだろう?と思います。

 

 布ナプキンの洗濯

たくさんの先輩がたがやっている方法と、基本的に同じです。 

使用済みの布ナプキンは軽く水洗いして、

セスキ炭酸塩を溶かした水につけておきます。

それを夜、お風呂で石けんでちゃちゃっと洗って干します。

これだけで充分とは思いますが、

一応、1回の生理期間が終わったら、

洗ったものをまとめて漂白して

洗って干してからしまうようにしています。

 

おすすめの布ナプキン

布ナプキンはいろんな形のものがあります。

私が使ったことがあるのは、

羽つきナプキンの形で、羽どうしを

スナップでとめるクリップオンタイプ(羽つきタイプ)と、

シンプルな四角い形で、

3つ折りにして使うプレーンタイプです。

 

私が買ったヘブンリームーンというメーカーは

今は製造販売していないようなのですが、

羽つきタイプはこんな感じです↓

 

ボタンで固定するのでずれにくく、

使い捨てのナプキンと形状が同じなので、

はじめて使うには抵抗が少ないです。

ただ、スナップボタンがプラスチック製のことが多く、

煮洗いできないのがウィークポイントですかね。

 

 小さなライナーものもあります↓

私は生理がだらだらなかなか終わらない残念な体質なので、

終わりかけの時期はこのライナーを結構多用しています。

  

プレーンタイプはこんな感じです。 

オーガニックコットン布ナプキン三つ折り厚手(チェック)

オーガニックコットン布ナプキン三つ折り厚手(チェック)

 

これ、折り返して3回くらい使えるのでかなり便利です。

シンプルな形なので比較的洗いやすいのもいいです。

今は、このタイプをメインに使っています。

 

正直、吸収力とか安全性といった点では、

布ナプキンは使い捨てと比較して

まったく遜色ないように思います。

 

そして、多くの経験者の方がおっしゃるとおり、

肌触りは布の方がいいです。

 

今は、羽つきの夜用1、昼用2、ライナー4、プレーン2

合計9枚で運用していますが、あともう1、2枚あると

楽かなあと思っています。

 

市販の布ナプキンの弱点

とはいえ、気になる点がないわけではありません。

市販のものは、複数の布を重ねて縫い閉じてあるので、

分厚いぶん洗いにくく、乾きにくく、

とくに梅雨時などは衛生的にはやはり気を遣います。

 

正直、もはやただのさらし布を

使いやすい大きさに折って使うのが一番では?

そんな気がしていたちょうどそんな頃、

かなりそれに近い布ナプキンの紹介を見つけました。↓

 

↓こちらで紹介されている「スナフ」です。

 まだ試してはいませんが、気になっています。

noa-s.hatenablog.jp

 

これは、布ナプキンの弱点を克服する

一歩進んだ布ナプキン、といいたいところですが、

シンプルな一枚布という意味では、

使い捨て以前への原点回帰とも言えるかもしれません。

 

上記の「スナフ」を買うかどうかは別としても、

次に布ナプキンを増やすときには、

よりシンプルな形を検討したいと思います。

 

そのほかの使い捨てない生理用品

月経カップというのもあるそうです↓

yuttari-iko.hatenablog.com

 

めいふあさんが、紹介して下さってます。

こちらは使い捨てないタンポンのようなものですかね。

しかし、タンポンのように染み込ませるものではないので、

洗うのが楽そう?ですね。

 

ごみ減量効果の試算:年間1.3kg(燃えるごみ)

使い捨てナプキンは普通の昼用で1枚で5g程度です。

女性が1回の生理で使うナプキンは

平均20枚だそうです(ネット調べ)。

28日周期だと生理の回数は年間13回です。

 

5g/枚 × 20枚/回 × 13回/年 = 1,300g

 

使い捨てナプキンを布ナプキンに変えることで、

年間1,300gの燃えるごみ減量になります。

 

なお、使用済みのナプキンには経血が含まれるため、

実際にはごみに捨てる量はもっと多いですが、

布ナプキンの場合も下水道を通して

経血を棄てていることには違いないので、

これは考慮しないことにしました。

 

 ↓試算にはこちらを参考にさせていただきました。

ananweb.jp