納豆を自家製で作る
こんにちは。昨日は立秋でしたね。
不思議なもので、どんなに暑い夏でも
立秋を境に、見上げた空がふっと高くなったり、
夕方の影が昨日より長いことに気がついたりするものですよね。
今朝は雨降りでよくわかりませんが、
明日か明後日には、台風一過の空に秋の気配を感じたいですね。
さて、このブログでは、我が家の
ゼロ・ウェイストな暮らしへの取り組みをご紹介します。
ごみを減らしたいという方のヒントになれば幸いです。
今日は、ニッポンの朝食の名脇役、納豆のお話です。
市販納豆とゼロウェイスターの悲しき隔絶
好きな人は毎日くらい食べるのが納豆というものですが、
あの嵩張る白いパックが罪悪感を刺激して、
せっかくの納豆が美味しく食べられないじゃないですか!
というのはゼロウェイスター共通の思いなのでしょうか。
納豆が好きなゼロウェイスターさんは、
たいてい納豆作りにチャレンジしているようです。
だから、私みたいな新米が今ごろしゃしゃり出てきて
改めて提供できる情報はあまりないのですが、
やはり、納豆が好きであるほどごみの減量効果は高いので、
紹介させていただきます。
わのわ流納豆作り
何回かのささやかな失敗を経て、
今では市販の納豆を買うことはほとんどなくなりました。
2週間に一回くらい、250gの大豆を
戻して、茹でて、納豆菌を混ぜて、40℃で24時間保温。
これで500gの納豆ができます。
市販の納豆のパックの容量はだいたい40g前後なので、
12.5個分くらいができます。
美味しく作るコツ
かなり適当に作っても、そこそこ納豆っぽいものはできます。
納豆愛が強ければ、食べられないほどの失敗作はできません。
ただ、我が家は、旦那さま(西日本出身)の納豆愛がやや希薄で、
美味しくないと、一人で全部消費することになるので、
美味しく作ることが重要で、結構試行錯誤しました。
コツ1:道具は煮沸消毒する
正直そんなに神経質にならなくても大丈夫ですが、これをおろそかにすると
気持ち雑巾臭くなったりアンモニア臭くなったりします。
コツ2:40℃24時間の温度管理をきっちりする
オーブンの発酵機能などをつかって
きっちり温度管理をすると美味しいのができます。
・・・ということが判明するくらいには試行錯誤したのですが、
家電を使って作るのはあまり好きでないので、
我が家では基本的には、電源を入れないオーブンを保温箱にして
湯たんぽで保温する方法に着地しました。
それでも最初の1~2時間だけでもオーブン様に保温を委託すると
結構品質がいいものができる気がします。こんちくしょう。
コツ3:市販の納豆菌をケチらず使う
最初にしっかり菌が行き渡っているのが美味しい納豆のコツみたいです。
混ぜムラがあると納豆度が低い場所ができたりするのですが、
納豆菌を多めに使うとそういうことが起こりにくいです。
コツ4:保温は平らな容器に広げる
大豆が3つ以上タテに重ならない方がいい
というのが一般論みたいです。
我が家は5~6粒くらいは重なっていて問題ないですが、
どんぶりみたいな深い容器で作るのはおすすめしません。
以上に挙げたのは決して「失敗しないコツ」ではなく
「より美味しく作るコツ」です。
なので、まだやったことがない人は
あまり細かいことは心配せずに
少量からでもチャレンジしてほしいです。
納豆菌は↓を愛用しています。
目薬みたいな小さな容器ですが、
これ1本でおそらく2年分くらいの納豆が作れる計算です。
脱・加工食品という志向
納豆が端的に代表していることですが、
「食材」ではない「加工食品」というものは、
ほとんどパッケージフリーでないどころか、
概してごみが多いと言えそうです。
加工食品をできるだけ避ける(利用しないか自分で作る)ことは、
ゼロウェイストな暮らしを進めるひとつの重要な方向性だと思います。
加工食品とは?↓こちら、わかりやすくまとめてくださってます。
ごみ減量効果の試算:年間1.5kg
我が家では、ほとんど毎朝、
2人で1パック、包装材5gを消費していました。
年間300日くらい食べるので、
5g/パック/日 × 300日/年 = 1,500g
年間300パック分の納豆を自家製にすると、
年間1.5kgほどのプラスチックごみ減量になる計算です。
なお、市販の大豆と納豆菌を使っているので、
その包装材が発生しますが、
上記に比べると微々たる量といえそうです。