わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

いつかごみになる家電たちへ(白物スタメン編)

こんばんは。わのわです。

このブログでは、ゼロ・ウェイスト に向けた

我が家の取り組みをご紹介しています。

どなたかのヒントになれば幸いです。

 

我が家は炊飯鍋でご飯を炊きます。

以前は炊飯器がありましたが、

最後に使っていたもののあまりの短命ぶりに

失望して、代わりに炊飯鍋を買いました。

お鍋でご飯を炊くのは、

はじめチョロチョロ中ぱっぱ、と、

難しい印象ですが、このお鍋だと

最初から強めの中火にかけてしまえます。

5~10分ほどで、シュッシュと湯気が出て、

フタがコトコト言い出したら火から下ろすサインです。

あとは30分待てば、余熱で炊きあがるというものです。

あまりに簡単に、しかも美味しく炊けるので、

炊飯器ってなんだったんだろうと思ってしまいます。

 

さて、今日は、炊飯器に代表される家庭の白物家電も、

みんないつかはごみになる、という話です。 

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今まさにシュッシュとなっているところです

 

 

 

 

 

家電は早晩ごみになる

以前、洗濯機は10年使うとしても

ごみとして結構な物量だ、というお話をしました。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

私としても結構衝撃だったんですよね。

家電は日常的に出すごみじゃないので、

ごみになるという認識がだいぶ希薄でした。

しかし、その全体の重量と寿命から

年間あたりのごみ排出量を考えてみました

 

例えば、20kgの家電の1年あたりのごみの量は

10年使った場合は10で割って2kg、

5年なら4kgという具合です。

 

そうすると、洗濯機は意外と寿命が短いうえに、

かなり重量がある代物なので、

年間に割り戻しても相当なごみの量でした。

 

洗濯機以外の家電はどうか

そうなると、冷蔵庫を筆頭に、

ほかの家電も気になってきました。

記事の末尾に挙げたサイトを参考に、

一般的な寿命と重さを調べて、

そこから年間に割り戻したごみの排出量を

ざっくりではありますが、算出してみました。

 

今回は、わりとすぐにデータが揃った

普及率80%以上の、家庭のスタメンとも言える

白物家電について報告します。

 

製品
寿命(年)
重さ(kg)
年間ごみ(kg/年)
冷蔵庫
11.6
102.0
8.8
洗濯機
8.8
53.5
6.1
エアコン(室外機含む)
10.8
44.5
4.1
テレビ
9.2
21.0
2.3
電子レンジ
10.0
14.5
1.5
炊飯器
6.7
6.6
1.0
掃除機
8.2
4.7
0.6
合計
24.3

 

1列目が寿命、2列目が重さ、

一番右の列が年間に割り戻した、

いつかごみになる家電の重量です。

 

上から、年間ごみの量が多い順に並べています。

 

予想通り、冷蔵庫が年間8.8kgで最大でした。

軽量化が進む掃除機が

この中では最小で、年間0.6kgでした。

 

上記の家電を例えば1つづつ持っているとすると、

それだけで、世帯あたり毎年合計24.3kg、家電のごみを

出していることになります。

 

エアコンなんかは、

複数つける場合もあるかと思いますので、

そうなるとさらに1台あたり

4.1kgづつ加算される感じです。

 

家電は上記以外にも扇風機やらアイロンやら、

たくさんありますからね。

家電ってやっぱり、ごみになる物量がすごいです。

 

さて、以上を踏まえると、

家電は軽くて長寿命のものを選ぶのが

正解ということになりますが、

現実はそんなにシンプルにはいきません。

 

製品の寿命の長短はわからない

まず、寿命というのは

購入段階ではよくわかりません。

メーカーが提示する使用期間は

恐らく製品のスペックやメーカーによらず、

ほとんど横並びではないかと思います。

 

もし、長寿命を謳っている商品があれば、

信頼して試してみるのもありですが、

家電で寿命を売りにしている製品って

あんまり見ませんね。

 

重量が軽いものを選べばよいか

そこで私たち消費者が購入段階で充分吟味できるのは

重さ、ということになります。

しかし、これも軽ければいい、

というわけにはいかなそうです。

 

家電の寿命を調べていて知ったことですが、

家電製品の寿命が短くなった要因のひとつは、

軽量化にあるそうです。

軽い部品はもろいのは感覚的に理解できますね。

 

だから、同じ機能なら軽い方を選ぶ、という発想は、

結果として短命品を選ぶことになりかねないわけです。

 

ゼロウェイスト的家電選びの2つの視点

ひとつ言えるのは、「機能」を使うものだけに厳選する、

ということだと思います。

電子レンジや炊飯器は機能が多いものほど

重い傾向が顕著です。

また、機能が多ければ作りが複雑になり、

故障する確率も高いと思います。

 それらが本当に自分に必要か、

ここはとにかく慎重に検討する価値があると思います。

 

もうひとつは容量です。

洗濯機や冷蔵庫は容量が物量に効いています。

家電売り場に行くと、「みんなこれくらいっすよ」

みたいなざっくりしたノリで

大容量製品を勧められることが多い気がします。

 

そういう場面で自分のライフスタイルに対する

イメージが曖昧だと、念のため、大は小を兼ねる、

となりがちです。

 

そこは冷静に、自分のライフスタイルに

本当に必要な容量を見極めて、

できれば容量を決めてから

売り場に足を運ぶといいと思います。

 

少なくとも、今使っているものの容量を把握して、

それで足りるのか足りないのか、

考えてみるといいと思います。

 

ただ、容量は家電の利便性にダイレクトに効きますので、

あまり頑張りすぎないほうがよいかと思います。

 

省エネ性能の検討は慎重に

よく、古い家電は買い換えたほうが

省エネ性能がよくてエコだと言いますね。

それは間違いなくそうなのですが、

買い換えるということは、

今使っているものがごみになることにほかならない、

という点も忘れずに、慎重に検討したいですね。

 

あと、省エネ性能というのは、

ヘビーに使ってはじめて活きてくる概念ですが、

使わないのが一番省エネだということも、

忘れたくないですね。

 

続きはまた次回に!

さて、以上を踏まえて

我が家の家電のごみの量はどうなのか、

という話をこの後しようと思っていたのですが、

長くなりましたので、次の機会にします。

よい週末をお過ごしくださいませ。

  

参考サイト

下記のサイトを参考に

普及率80%以上の白物家電を調査対象としました。

www.e-stat.go.jp

 

家電の寿命については、以下のサイトを参考にしました。

enechange.jp

 

setuyaku-lifebox.com

 
www.mammemo.net

 

life-notes.net

 

www.huffingtonpost.jp

 

家電の重量については、独断と偏見で、

Panasonicさんの最新のカタログ掲載商品から、

最大値と最小値の中間をとりました。

panasonic.jp