わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

いつかごみになる家電たちへ(白物スタメン編)その2

こんばんは。わのわです。

このブログでは、ゼロ・ウェイスト に向けた

我が家の取り組みをご紹介しています。

どなたかのヒントになれば幸いです。

 

我が家で使っている炊飯鍋はこれ↓です。

 

炊飯用の鍋は最近は

かなりいろんなものが出ていますが、

この鍋の気に入った点は、

中蓋がなくて扱いやすいことと、

縁が深くて吹きこぼれないことです。

無印の「土鍋おこげ」と迷いましたが、

2合炊きが我が家にはちょうどよかったのと、

手がない無印のものは

うっかり落としそうで心配だったので

こちらにしました。

 

さて、今日は前回の家電のお話の続きです。

 

 

 

 前回のお話

前回、家庭での普及率が高い

主要な白物家電について、

年間に割り戻して考えたごみの量を調べました。

 

ざっくり言って、平均的な世帯あたりの

年間の家電ごみの量は24.3kgでした。

 

詳しくは↓をご覧いただけますと嬉しいです。
wanowanowa.hatenablog.com

 

家電の重さはピンキリ

前回は、平均的に言われている「寿命」と、

最近販売されている商品の「重さ」を調べて

年間に割り戻したごみの量を算出しました。

 

このうち、寿命はまあ、そもそも不確かなものなので、

この数字で考えるしかないと思うのですが、

重さについては、実際にはスペックによって

かなり幅があります。

 

例えば冷蔵庫だと400リットルと660リットルで

重さの差が40kg以上あります。

電子レンジも、単機能のものと

スチームオーブンレンジでは10kgの差があります。

 

だから、実際に個々の家庭が

どれくらい家電ごみを消費しているかも

かなりばらつきがあるでしょうし、

前回お伝えしたような選び方ひとつで

結構ごみの量を削減できると思うのです。

 

我が家の家電ごみ量を試算してみる

では、我が家はどんな感じでしょうか。

 

気になったら、調べてみるのがいいですね。

気になった方は是非、

ご自宅の家電の重さを調べてみてください。

 

掃除機みたいな持ち運べるものは、

体重計に乗せてみればいいです。

それ以外は、取説があれば、

最後の方に「製品仕様」のページがあって、

重さが出ていることが多いです。

 

取説なんか捨てちゃったよ!という人も大丈夫。

製品のどこかに記述されている

型番(アルファベットと数字の組み合わせが多いです)と、

製造メーカー名、「取説」で検索すれば、

だいたいネットで見つかります。

 

なんだか、子供の自由研究みたいですね。

 

そうして、我が家の数字も出してみました。

 

製品
寿命(年)
重さ(kg)
数量(台)
年間ごみ(kg/年)
冷蔵庫
11.6
95.0
1
8.2
洗濯機
8.8
46.0
1
5.3
エアコン大
10.8
55.5
1
5.1
エアコン小
10.8
26.0
3
7.2
テレビ
9.2
5.5
1
0.6
電子レンジ
10.0
17.0
1
1.7
炊飯器
6.7
0
掃除機
8.2
4.8
1
0.6
合計
25.8

 

寿命は、前回の記事の表と同じです。

重さを我が家のデータにし、

さらに複数ある場合を考慮して

「数量」の列を作って掛け算しました。

 

そうして出た我が家の年間家電ごみの量は、28.7kgでした。

あらま、前回出した一般的な概算値より多いですね。

「脱・家電志向」などとぶっていたのに、ざまあないです・・・。

 

 

我が家の敗因

一番は、エアコンの台数が多いことでしょうか。

我が家には大小合わせて4台のエアコンがあります。

これでもハウスメーカーさんに勧められた数より

減らしたんですけどね・・・。

我が家は旦那さまの仕事場も兼ねていたり、

犬に留守番させることもあったりで、

エアコンはそこそこ必要なんですよね。

 

あとは、電子レンジが、

スチームオーブンレンジなので、

結構物量がかさんでいます。

スチームオーブンや普通のオーブンも

最初の頃は結構ヘビーにつかったのですが、

原発事故以来、だんだん

料理に電気エネルギーを使うことに

気が進まなくなってしまい、

最近は冷えたご飯のあたためくらいしか使っていません。

次買い換えるときは、もっとシンプルなものにするか、

そもそも電子レンジ自体必要かどうかも含めて

よく検討したいと思います。

 

 一人当たりごみ量はさらに大

ここまで、ごみの量を世帯あたりで考えてますが、

我が家は2人暮らしと平均より世帯人数が少ないので、

一人あたりで考えるとさらに

家電ごみ消費の水準は高くなります。

世帯人数が少ないのは、様々な局面で

ゼロ・ウェイスト的にはマイナス要素です。

かといって、これほど

簡単にどうにかできないこともない感じですが。

 

ごみ減量効果の試算:8.69kg(不燃ごみ

とはいえ、そんな我が家でも、

選んだときのことを思い起こしてみると、

それでも少し減らせたのだな、と思うことはあります。

 

1)冷蔵庫は、売り場で勧められた一般的なもの(100kg)より

  ひとまわり小ぶりなもの(95kg)を選びました。

 

( 100kg - 95kg ) ÷ 11.6年 = 0.43kg

 

2)洗濯機はドラム式(80kg)も検討しましたが、

  最終的には縦型(46kg)にしました。

 

( 80kg - 46kg ) ÷ 8.8年 = 3.86kg

 

3)エアコンは、ハウスメーカーさんのお勧め台数より

  1台減らしてもらいました。

 

26.0kg ÷ 10.8年 = 2,41kg

 

4)テレビは一般的な50型程度(20kg程度)より

  かなり小ぶりなもの(5.5kg)を選びました。

  

( 20kg - 5.5kg ) ÷ 9.2年 = 1.58kg

 

5)炊飯器はやめました。

  ただし、我が家で検討していた機種の重さは

  せいぜい3kg程度でしたが。

 

 3.0kg ÷ 6.7年 = 0.44kg

 

以上で合計8.69kgの不燃ごみ減量になった計算です。

 

なお、炊飯器の代わりに買った炊飯鍋は

重量2.5kgくらいありますが、

割らなければ一生使えるという皮算用

その増加分はここでは考慮していません。

 

次に家電を買い換えるときは、

さらによく検討してごみの量を減らしたいと思います。