わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

2019年、我が家のごみ総決算

あけましておめでとうございます。

というか、ご無沙汰しております。

年末の忙しさに追われ、気がつけば

年を越してしまいました。

 

昨日はお墓参りに行ってきました。

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地域の人が散歩なんかにも利用する親しみやすい霊園です

小学校低学年くらいの頃だったでしょうか。

「いずれ両親は先にいなくなる」

という運命にある時気づき戦慄しました。

両親がいなくなったら

生きていける気がしませんでした。

いま、そのとき死ぬほど恐れた

「両親のいない世界」を私は生きています。

寂しいけれど、もういい年ですから、

もちろん困窮することはありません。

当たり前のようで、それは

両親が生きている間にちゃんと

「生きる力」を私に

与えてくれたからなんだなあと思います。

 

さて、今日は年越し前に更新したかった、

2019年の我が家のごみ総決算です。

 

昨年も年末に同様の記事を書いたので、

そちらと比較しながら

報告していこうと思います。 

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

自治体に回収されるごみ(実測)

自治体に回収されるごみは

必ず重さを量ってから出していました。

以下に我が家が出したごみの量を

月別・ごみの種別にまとめました。

単位はkgです。

 

可燃
不燃
プラ
びん
1月
 
 
0.63
 
 
5.80
2月
0.96
 
0.96
5.03
 
 
3月
     
5.10
 
 
4月
0.67
 
0.95
 
 
 
5月
10.22
 
2.38
5.69
 
4.63
6月
 
 
0.94
3.23
 
 
7月
1.19
 
 
 
 
 
8月
 
 
1.13
5.54
 
 
9月
0.89
 
1.09
11.66
 
 
10月
 
 
 
 
 
 
11月
 
 
0.59
 
 
 
12月
1.46
4.55
0.89
2.70
 
4.50
合計
15.4
4.55
9.6
39.0
0.00
14.9
月平均
(前年)
1.28
(1.01)
0.38
(0.82)
0.80
(0.96)
3.25
(4.54)
0.00
(0.41)
1.24
(0.68)

 

我が家はすでに排出するごみの量が

かなり少ないので、

どのごみも出す頻度は月1回以下です。

生ごみは全てキエーロという

コンポストで処理しているので

臭いが気になるごみもありません。

このため空欄の月も多くなっています。

 

表の下の方に年間の合計と

月割りにした平均、そして最下段に

カッコ付けで前年の月平均値を入れました。

 

月あたり合計6.95kg(1人あたり3.48kg)で、

年間にすると、世帯あたり約83.4kg、

1人あたり41.7kgのごみを

出していることになります。

 

前年は1人あたり年間50kgだったので、

16%ほど減量することができました。

 

なお、日本人1人1日あたりのごみ排出量は

0.92kg、年間に換算すると約336kgになります。

 

www.env.go.jp

 

我が家の1人あたりのごみの量は

平均の8分の1程度になります。

 

 

我が家のごみ減量は趣味の活動なので、

お勧めするには敷居の高い取組もありますが

一般の家庭でも少しの配慮で

半分とか3分の2位まで減らすのは

そんなに難しくないのでは、

という気がしています。

 

ごみの種別に見てみましょう。

 

可燃ごみ

1.01→1.28kgと前年より増加しました。

5月の連休に捨て活系の大掃除をして、

連休明けにたくさんごみを出しました。

 

古くなった座布団5枚や、

犬のベッドやおもちゃをまとめて出しました。

これが10kg以上を占めているため、

全体の平均を大きく押し上げています。

 

こうした捨て活系のごみは

毎年出しているわけではないので、

別口で考えてもいいかもしれません。

 

不燃ごみ

0.82→0.38kgと前年より減少しました。

2019年の不燃ごみはほとんどが

割ってしまった食器でした。

 

不燃ごみには日常的なごみはほとんどなく

年間の排出量もかなり少ないので

年変動が大きく、増えた減ったの判断は

難しいかもしれません。

 

プラごみ

0.96→0.80kgと前年より減少しました。

月平均で160g(17%)減ったのは

まあまあの成果かなと思います。

前年から新たな取組を

したわけではないのですが、

加工食品や洗剤類を買わないこと、

余計な包装ごみは売り場でできる限り

回収してもらうこと、

包装ごみの少ない個人商店を

利用することなどは、

より徹底したかなと思います。

 

紙ごみ

4.54→3.25kgと前年より減少しました。

相変わらず最も多い紙ごみですが、

前年度比28%くらい減っています。

「チラシお断り」の表示にもかかわらず

入ってきたチラシや

まれに届くダイレクトメールについて、

前年は捨てていたものも多かったのですが

2019年はかなり徹底して

リフューズ(送り返)したのが

効いていると思います。

 

布ごみ

0.41→0kgと前年より減少しました。

布ごみすなわち衣類になりますが、

前年結構処分したので

2019年は処分する衣類が

あまりなかったという事情もあります。

ただ、まったくなかったわけではなく

2019年に処分した衣類は全て

ユニクロさんやチュチュアンナさんなど

アパレル業が実施している

リサイクル(下取り)に出しました。

このため自治体に出した布ごみは

ありませんでした。

 

これをもって「布ごみを減らした」と

言えるのかどうか怪しい線ではありますが、

アパレルさんに出したものは

サーマルも含まれますが一応

リサイクルされるようなのと、

販売者、製造者がごみの処分することに

意義があると思うので

そちらに優先して出しました。

 

びんごみ

0.68→1.24kgと前年より55%増加しました。

こちらはだいぶ増えてしまいました。

旦那さまが四合瓶の日本酒を

消費したことが主な要因でしょうか。

 

なお、リユースできる一升瓶などの

リターナル瓶は基本的に

酒屋さんにお返ししていて、

この数字には入っていません。

 

びんはリサイクルされる確度が高いので

比較的甘い判断をしてきました。

しかしリサイクルにしても

環境負荷リユースよりは高いので

もう少し真面目に対策を考えたいと思います。

 

拠点回収されるごみは変化なし?

前年は上記以外にスーパーなどで

拠点回収されるごみについても

言及しました。

ただ、これらについては実測していなくて、

いろんな根拠からの試算でした。

2019年も結局量っていないので、

試算しても同じ結果しかでません。

ということでこれについては割愛します。

 

ゼロウェイストの原点に立ち返る

以上のように、2019年までは

自治体に回収されるごみだけについて

ごみの回収区分別に重さを把握してきました。

なんとなくざっくりした区分として

自治体回収=ごみ

拠点(お店など)回収=再利用

という感覚があったからです。

 

しかし、実際にはびんや

紙ごみのなかでもダンボールは

リサイクルされている確率が高そうです。

いっぽう、拠点回収のごみでも

「サーマルリサイクル」と称して

焼却している場合もあるようです。

 

ゼロウェイストの原点に立ち返ってみると

 

家から出ていくものに関しては、

リユース(再利用)

リサイクル(再資源化

ロット(土に還す)

の優先順位で処分し、

上記で対応できないものだけを

ごみとして最終処分する

(焼却または埋め立て)

のがゼロウェイストの考え方です。

 

ですから家から出るごみについては

リユース、リサイクル、ロット、

そして最終処分という

行く末別に把握したほうが

いいのかなと思いました。

今年は排出量の把握の仕方を

考えたいと思います。

 

ごみの排出量を量ってきたことで、

2019年は前年よりごみの総量を減らせたこと、

我が家のごみが日本の平均の

8分の1程度ということが分かりました。

 

ごみの減量に取り組むにはやはり

現状と、取組の成果が

分かるといいと思います。

新年を節目に、みなさんも

まずは自分が出すごみの量を

把握してみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

今年も低空飛行にはなりますが

しぶとく続けていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。