「廃棄」と向き合う企業へ小さな「yes」を
おはようございます。わのわです。
このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた
我が家の取組を紹介しています。
ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。
我が家の庭のたんぽぽが咲きました。
これは西洋からの帰化種ではなくて、
在来のカントウタンポポです。
野菜として輸入されたそうですが、
在来のたんぽぽも普通に美味しいです。
花の頃までのこのみずみずしい葉っぱは
独特の苦みがあって、
この時期我が家のサラダなどの
有力な食材のひとつです。
さて、今日は、たくさんため込んでしまった
履き古しの靴を処分してきたお話です。
ミニマルとは言えない靴のため込みぶり
先日、たまりにたまった靴を処分してきました。
処分したのはこちらの5足。
お目汚し失礼します。
よくぞここまでため込んだものです。
自分を責めてあげたいです(苦笑
どれも履きつぶしたものばかりで、
とてもリユースするような
感じではありません。
燃えるごみに出すだけなのですが、
なんとなく、新しいものを調達するのも
大きなごみを出すのも億劫で、
だましだまし履き続けては
ためこんでおりました。
がしかし、2足ほど新しい靴を入手して
下駄箱に余裕がなくなってきたのもあり、
とうとうこの週末、処分してまいりました。
靴の下取りとその行く末
背中を押してくれたのは
チヨダさんのこのキャンペーンです。
自社、他社の製品を問わず、
靴を下取りしてもらえるというキャンペーン。
下取りしてどうするかというと、
「下取りを行った靴の一部は
サーマルリサイクル(熱回収)をしております。」
だそうです。
ふむ。あれですね。私が環境省に
「それはリサイクルじゃないでしょ!」と
啖呵をきった、「サーマルリサイクル」ですね。
燃やして熱をなにがしかに
利用するというやつです。
その話はよかったらこちらご覧ください↓
wanowanowa.hatenablog.com
つまり、ごみとして燃やしてしまいます。
というのに限りなく近いです。
それだと自治体の燃えるごみに出すのと
結果はそう変わらないです。
まあ、今回の私の靴に関しては
どれも履きつぶしに履きつぶしたもので、
正直それ以上のことは望めないですけれど。
具体的には、チヨダさんは
廃棄される靴を燃やした熱で発電するそうです。
その量、900kwh。64万足も燃やして
ざっくり平均的な1世帯の3ヶ月分の電力です。
はあー。電気というのは、家では湯水のように
使うこともできるものですが、
作るとなったら大変なものですねえ。
下取りする企業は増えている
最近は、アパレルなんかでも
自社製品や、場合によっては他社製品でも
下取りするサービスが増えてきました。
↓ユニクロやGUも。
H&Mも。
多くは、店に足を運んでもらうきっかけや
古い物と引き替えることで
新しく消費してもらう動機付けが目的で
実施されているんだと思います。
新しい消費につなげることが目的だと
むしろゼロウェイストに逆行している
と、嫌う人もいますけれど、
私はこういうサービスはできるだけ
利用することにしています。
「廃棄」と向きあう企業
これまで製造・販売業は
製品の「廃棄」に関してあまりにも
無関係で、無関心だったと思うのです。
エンドユーザーの手にわたった製品の「廃棄」は
100%自治体の仕事でした。
どんなにすぐごみになる、捨てにくい、
「廃棄」にコストがかかる製品を作っても
製造・販売者にはなにも責任がなかったのです。
この構造が大量消費、大量廃棄の文化を
作っていると思うのです。
動機が消費喚起であったとしても
ものを製造・販売する主体が
製品の「廃棄」に関わることは
そこの部分まで考えた製造や販売に
いつかつながっていくと思うのです。
だから、下取りしますという企業には
私はできるだけ下取りを
してもらおうと思いますし、
できる限りそうした活動に一票を投じる
消費もしたいと思っています。
チヨダさんの下取り
そんなわけで、行って参りました。
チヨダさん系列の量販店、
東京靴流通センターさん。
レジ横にこのような箱があって、
ここに冒頭の5足を投入しました。
1足あたり200円の割引券をいただきました。
買える靴があればと
売り場を一周したのですが、
残念ながらほしいと思える靴は
ありませんでした。
最近、靴は丈夫で長持ちする
革靴を極力選ぶことにしています。
そのことはこちらで記事にしています↓
量販店の靴流通センターさんは
合皮物がほとんどでした(^_^;)
チヨダさんにはいろんなコンセプトの
ブランドがあるようなので、
ほかのブランドを調べてみようかと思います。
それでは今日は、この辺で。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。