わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

ゼロウェイスト的エコプロ速報(2019年)

こんばんは。わのわです。

このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。 

ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。

  

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今使っている歯ブラシです。

柄の部分に竹を使ってあります。

ブラシ部分はナイロンなので、

プラスチックフリーではないですが、

スマートではあります。

実は今年の1月から使っているのですが、

いまだにあまり劣化してきません。

一体どういうことでしょうかね?

とはいえ1年も経つのでいい加減

年越したら新調したいものです。

 

さて、今日は前回のお話の続きを

しようと思っていましたが、

本日エコプロに行ってきたので、

まずはその報告を新鮮なうちにしたいと思います。

 

 

エコプロとは

エコプロは毎年この時期に開催される

環境配慮型製品やサービス、技術の展示会です。

詳しくは↓をどうぞ。

eco-pro.com

 

昨年もご報告を挙げましたので

よかったら合わせてご覧ください。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

 

報告① LOOPが東京に上陸します!

まずトップニュースは

噂の循環型宅配サービスLOOPが

来年秋、東京でロールアウトするそうです。

 

生活に必要な消費財

リユース可能な容器で販売し、

使い終わったら回収する

宅配サービスです。

 

こちらプラなし生活さんが詳しく紹介されています。

lessplasticlife.com

 

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会場にはブースが設けられ、

参画を決めている各企業が

パッケージの試作品を展示していました。

 

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味の素さんのだし関係とか、コーヒーとか。

スタイリッシュな

ガラスやステンレスのボトルが並びます。

 

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消臭力もガラスの容器でこんなオシャレに!

 

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ロッテのキシリッシュもこのとおり。

 

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その他、シャンプーやら芳香剤やら

ボディソープやらアイスクリームやら。

いろいろありました。

 

東京都(というか小池知事の)肝いりみたいですね。

明日は知事がきてプレゼンするそうです。

www.kankyo-business.jp

生活に必要な消費財の多くが

リユース容器で利用できるようになるのは

ゼロウェイスト的には革新的なサービスですね。

 

ただ、事業者が直接やるのではなく

間にLOOPという別の事業者が挟まるので

システムが多少複雑です。

輸送コストはどうなのかな?とか

気になることはありますね。

 

報告② アルミ付き紙パックの拠点回収拡がる

牛乳のような紙パック製品のうち、

裏側にアルミコートがされているものを

LL(ロングライフ)紙パックというそうです。

文字通り、普通の紙パックより

鮮度維持機能が高いそうです。

 

牛乳パックは多くのスーパーで

拠点回収していますが、

このアルミ付きはダメというところが

ちょっと前まではすごく多かったです。

 

LL紙パックリサイクル研究会によりますと、

最近はリサイクル技術が進歩して、

かなりリサイクルしやすくなって

回収拠点も増えているそうです。

 

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回収店舗のリストをシェアしていただきました。

よく見るメジャーなスーパーが目白押しです。

(最新情報は検索してくださいとのことでした)

 

アルミ付き紙パックは

処分に困っていた方が多いと思います。

つい最近までダメだったところも

OKになっていることも多々あるそうなので、

改めて確認してみてください。

 

報告③ 白色トレイは拠点回収へ

さて、この辺からは、徐々に四方山話です。

白色トレイを製造・回収・リサイクルする

エフピコ」さん。

白色トレイは自治体のプラごみに出すと

ほぼリサイクルされないが、

拠点回収してもらえれば再資源化される。

もっと拡がってほしいが

いまだに回収率は30%。

70%は資源化できるにもかかわらず

ごみになっているそうです。

また、汚れがひどいものは

再資源化のラインから外れてしまうので

必ず洗ってほしいということです。

拠点回収に出すのとごみに出すのでは

環境負荷大きな差があります。

白色トレイに限らず、

事業者が拠点回収しているものは

事業者の指示に従って分別・洗浄して

拠点に持っていきましょう。

 

報告④ プラスチックいろいろ

海洋プラスチック問題が

取り沙汰されることが多くなり、

「海洋プラスチックごみ対策コーナー」が

今年は設けられていました。

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プラスチックに代わる紙製品、

バイオマスプラスチック、

生分解性プラスチックなどが

たくさん展示、紹介されていました。

 

プラスチック、難しいですよね。

いろんなブースで聞いた感じで整理すると

ざっくりこういうことのようです。

 

バイオマスプラスチック

バイオマス原料で作られているもの。

石油資源の利用が少なく

カーボンニュートラルであるのが売り。

生分解性があるとは限らない。

生分解性がない場合、

海に出たら立派な海洋プラスチックごみ。

 

原料はいろいろで、

農業の副産物(さとうきびの搾りかすとか)を

使う場合はいいですが、

ジャガイモやトウモロコシを使うのは、

食糧問題が深刻な国や地域があるなかで、

別の問題が生じてきそうに思えました。

 

生分解性プラスチックは原料を問わず、

一定の条件で自然界で分解されるのが売り。

土中で分解されるものが多く、

海水で分解されるものはまだ少ない。

誤って自然界に放出されても

いずれ水や二酸化炭素などに分解される。

 

自然界に放出されることが前提なのは

以前は気にくわなかったですが、

地球上でこれだけの人口が

プラスチックを利用すれば

1人年1回ウッカリ飛ばすだけでも

相当な量になりそうなので、

こういう対応は必要かなと最近は思います。

 

使っている間はそこそこ耐久性があって、

それでいて海水で簡単に水と空気に還るものが

低コストでできるようになるといいですね。

 

報告⑤ 紙おむつの再資源化

子育てだけでなく介護の現場でも

大量に生じる紙おむつが

リサイクルされるといいですよね。

 

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ユニチャームさんは実現にむけて

技術開発や実証実験に取り組んでいるそうです。

 

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P&Gさんはイタリアで既に実施しているとか。

 

その他もろもろ

石灰岩を原料にしたストロー

なんてのもありました。

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うみがめが泣かないストローの触れ込みでした。

 

あと、羽毛の回収・再利用をしている

グリーンダウンプロジェクト

なんていうのもありました。

www.gdp.or.jp

 

上質な羽毛は100年保つなんて

きいたこともあるので、

こうやって循環利用されないと

もったいないですよね。

 

エプソンさんからは

オフィスで古紙を再生して

新しい紙を作れるユニットのご紹介。

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でかっ。

少なくとも我が社のような

零細企業には置く場所ありません・・・。

 

そして、戦利品

最後はグリーンストアーズで

エシカルな商品を物色してきました。

購入したのはこちら。

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ひとつは、アレッポの石けん

地中海沿岸のオリーブを原料にした

上質な石けんです。

アレッポはご存じのとおり

焦土と化してしまったので

今はトルコに職人さんたちが疎開して

石けん作りをしているそうです。

平和への願いも込めて、

この石けんは愛用しています。

 

もうひとつは竹の歯ブラシとケース

最近増えてきた竹歯ブラシのなかでも

これはかなりオシャレな部類ですね。

 

年が変わる頃に新しくしたいと

思っていたのでちょうどよかったです。

さらに嬉しいケースも!

これで旅行先にもプラスチックフリーに

持っていくことができます。

 

全体の感想

以上、つれづれなるままに

今年のエコプロのご報告をしてみました。

感想としては、技術はどんどん進んで、

ちょっと前は無理そうだったことが

可能になっていることが

多いなーということを感じました。

 

あと、リフューズが

(チラシやおまけをもらわない)

昨年よりかなり楽でした。

私のリフューズ力も

上がったのかもしれませんが、

「あ、そのタイプの人ね」という感じで、

あちらも断られることに

慣れてきているのかも、と思いました。

私以外にもたくさんの「リフューザー」の

たゆまぬ努力の結果だと思います。

 

今日も長くなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。