わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

ごみ拾いは贖罪の旅

こんにちは。わのわです。

このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。 

ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。

 

先週、お庭の彼岸花が咲きました。

毎年毎年、カレンダーを見ているのかと思うほど

彼岸花は正確に秋の彼岸咲きますね。

いや、今年は一週間遅れでした。

季節は私たちの人生をはるかに超えるスパンで

幾年月も同じようにめぐりつづけ、

私たちの国には四季折々の自然現象や

景色を表現するたくさんの言葉が生まれました。

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IPCC気候変動に関する政府間パネル)が

先日発表した「海洋・雪氷圏特別報告書」には

今後10年程度で地球全体の気候が

大きく変動する可能性が

相当に高いことが報告されています。

せめてその変化のスピードに少しでも

抗うことはできないものでしょうかね。

 

 

 

愛用ボトル、山のごみとなる

先日大変残念なことがありました。

愛用していたマイボトルを

落として失くしてしまったのです。

↓でご紹介したステンレスボトルです。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

仕事で山の中を歩き回ることがあるのですが、

リュックサックの脇ポケットに

差し込んでおいたのが、

何かに引っかかってか、転んだ拍子にか、

飛び出してしまったようです。

気がついた時には日が暮れかけていたので、

探しに戻ることもできませんでした。

 

しかも、誰も行かないような

山の中に落としてしまったので、

誰かの親切で私の手に

戻って来ることも期待できないし、

山のごみになってしまうことでしょう。

まだまだ使えるはずの愛用品を

手放してしまったこともショックなのですが、

それが山の中でごみになってしまったことも

かなりショックです。

本体はステンレスですが蓋はプラスチックです。

数百年残るごみを

山に落としてきてしまいました。

 

 

マイボトル生活は待ったなし

マイボトルが当たり前の生活を

もう何年も続けていたので、

なくなるとかなり不便に感じ、

すぐに新しいのを買ってしまいました。

 

プラなし生活さまご推奨の

プラスチックフリーな

クリーンカンティーンのボトルも

気になっていたのですけどね。

 

lessplasticlife.com

 

お店で手にとってみると

私にはちょっと大きかったです。

これまで持ち歩いていたのが

350mlに対してこのボトルは592mlですからね。

さらにプラスチックフリーなので、

当たり前ですけど、

重い・・・と思ってしまいました。

 

で、買ったのはタイガー魔法瓶さんの

350mlボトルです。

 

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ちょっと色気なくてときめかないんですけど。

一流メーカーさんの主力商品なので、

フタだけ交換とかもできそうです。

重さ170g。今までのボトルは220gあったので、

かなり軽いのが気に入ってます。

まだ何日もつかっていませんが、

数日使うと愛着じみた気持ちもわいてきました。

末永く、よろしく頼みますよ。

 

ごみに「捨てた人」は関係ない

さて、故意ではないにせよ、山にプラごみを

投棄してしまった私は思いました。

 

今まで、自分はポイ捨てとかはしないので、

街に落ちているごみをみる目は

どこか他人事でした。

気が向いて拾うことは

ないわけではなかったですが、基本的に、

本来は捨てた人が拾うべきものと

思っていました。

 

しかし、自分の身を省みてみると、

これまでも結構いろんなものを

落としていることに気がつきました。

 

山でモノをなくしたのも

今回が最初ではありません。

新人の頃、山に携帯電話を落としてきたのが

思い起こす限りでは最も罪が重いです。

その他、プラスチック製の筆記用具は

数知れませんし、

タオル、メモ帳、巻き尺、蚊取り線香入れ。

無造作にポケットに押し込んだ飴の包みが

いつの間にかなくなっていたことも

1度ならずありました。

飲み終わったペットボトルを

忘れてきたことは本当にないか?

それも定かではありません。

 

家族旅行の遊覧船で海に帽子を

飛ばしたこともあります。

幼い頃、白鳥にパンをちぎってあげようと思って

近寄ったらプラスチックの袋ごと

もぎとられたこともありました・・・。

 

そのどれも、今となっては

もどって回収してくることは叶わないでしょう。

では、せめて他人の落としたものを

拾うのはどうでしょう?

 

ちょうど、ツイッターで交流している

仲間たちが、身の回りでごみ拾いを

始めたことにも刺激をうけました。

 

 

 

 

 

いま、そこにあるごみを拾おう

自分が落としたごみを拾えないなら

せめて他人が落としたごみを拾おう。

 

プラスチックは自然界に放たれれば

分解に数百年かかると言います。

袋のように軽いものや

吸い殻のような細かいものは

風が吹き、雨が降ればそれらに運ばれ

いずれ海に流れ出る可能性も

そう低くはないと思います。

 

いま、見つけた私が拾って適正に処分すれば、

その可能性を拭い去ることができるのです。

よし、ごみ拾おう!

 

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そんなわけで、犬の散歩ついでに

さっそく近所のごみを拾ってきました。

市の指定のごみ袋とごみ拾いトングを持って。

 

第一回目の収穫は重さにして430g。

一回にして落としたボトルの重さを超えました。

 

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いろいろありますね。

プラスチックごみもありますが、

汚れがこびりついているし、

劣化もしているので、

リサイクル不能と判断して

まとめて可燃ごみに出すことにします。

 

これらが劣化してばらばらになって

すこしずつ自然界に同化しつつ

分解されることなく、いろいろ問題を起こすのを

防ぐことができたというのは

意外と直接的な満足感が得られました。

  

近所に落ちているごみをみて

そのごみの行く末を考えて

もやもやしたことはありませんか?

これはとてもシンプルで簡単な解決策でした。

だれが落としたなんて関係なく、

拾ってしまえばいいのです。

  

というわけで、今日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。