わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

ゴーヤ栽培とちょっと以外な保存方法

こんばんは。わのわです。このブログでは、

ゼロ・ウェイスト に向けた我が家の取り組みを紹介しています。

ごみの減量に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。

 

今の家に引っ越して

長くなった通勤時間と引き替えにしたのは、

日当たりのいいお庭です。

果樹を植えたり、家庭菜園をやったりしています。

今年は夏初めの猛暑で、家庭菜園はからっきしでした。

ゴーヤも例年に比べると不作。

でも、ざくろと柿はどうやら豊作のようです。

こんなふうに、過ぎた夏を思いながら

実りを心待ちにするのはとても心楽しい時間です。

 

豊作の果樹の話はまたにして、

今日は我が家のゴーヤ栽培のご紹介です。

数字になるゼロ・ウェイスト効果は大きくはないのですが、

数字に表れない効果もあります。お付き合いくださいませ。

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部屋の中からみたゴーヤカーテン




我が家のゴーヤ栽培 

数年来、毎年夏は、西側の窓辺にネットを張って

ゴーヤを栽培しています。

部屋の中から収穫できるように、旦那さまが

実を見つけたら中側に引っ張り出しておくので、

写真のように、部屋の中から

たくさん実が見えるようになっています。

夏場は毎日のように収穫できるので、

味噌汁の具はもちろん、

炒め物、サラダ、煮物、漬け物など

あらゆる方法で料理して食べています。

我が家で毎年ゴーヤを栽培する理由をご紹介しますね。

 

理由①コスパよく食料が栽培できる

日照さえ確保できれば、

ゴーヤはとにかく栽培が簡単です。

プランターだと苦戦することもあると聞きますが、

露地栽培だとほとんどメンテナンスフリーです。

連作障害もなし、肥料はやった方がいいですが、

やらなくてもそこそこ実をつけます。

水やりも最初の頃こそ少し気をつけますが、

8月半ば以降はほとんど必要ありません。

 

今年は猛暑で初めの頃、なかなか大きくなりませんでした。

それでも終わってみれば

1株150円くらいの苗5株ほどからはじまって、

7~9月の間、60個くらいは獲れたと思います。

多い年だと100個くらい獲れます。

要するに、少ない努力量で、

たくさんの食料が手に入るのです。

ゴーヤはここらのスーパーで買うと

1本100~150円くらいしますので、

なかなかの経済効果だと思います。

 

理由②緑のカーテン

ゴーヤはつる植物で、

ネットに沿ってまんべんなく広がるので、

緑のカーテンになります。

窓辺に広がるようにつくると、

家屋に直接当たる日光を遮ることで、

少しエアコンのエネルギー消費を抑えられるそうです。

確かに、ゴーヤの窓辺は晴れた日でも涼やかで、

これがあるとないとでは

室温もだいぶ違いそうに思います。

 

ただし、エアコンの室外機にゴーヤがとりつくと

逆にエアコンの効率を下げる方に働くので、

室外機周りで栽培する場合は注意が必要です。

 

ゴーヤ栽培がゼロ・ウェイストな理由

そんな感じで、一義的には

経済的「お得」感が動機で始めたゴーヤ栽培ですが、

自宅で食べるものを作る、というのは

とても意味のあることだなーと最近は思っています。

 

ひとつめは、自家栽培した食品は、

流通にかかるエネルギーを

ほとんど消費していないということです。

「フードマイレージ」という言葉が示すように、

遠くから運ばれてきた食品を選ぶことは、

その輸送にかかるエネルギーをも

消費していることになります。

輸送されてきた距離が長ければ長いほど

多くのエネルギーを消費していることになりますが、

その意味で自家栽培野菜はミニマムです。

 

ふたつめは、パッケージフリーだということです。

この部分はあとで試算しますが、

家で作った野菜はパッケージすることなく

台所に届くので、そのための資源を消費しません。

ただ、我が家のように栽培用の「苗」を買ってくると、

苗の入っていたプラスチックのポットは

消費してしまうのですが。

 

食べ物を自給するというプライスレスな価値

そういったことをさしおいても、

できる範囲で、自分が食べるものを自分で作ってみる、

という試みは、大切に思っています。

食べ物にはお金に変えられない

価値があると思うからです。

が、それは話すと長くなりそうなので、

またの機会にしましょうかね。

 

唸るほど収穫できるゴーヤの意外な消費方法

さて、そんなゴーヤも秋口に入り、そろそろ店じまいでしょうか。

今日、最後かもしれない収穫をしました。全部で7つ。

いっぺんに消費できる量ではありません。

 

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今年最後?の収穫。今年はなぜか白いゴーヤばっかり。。。


 

こんなふうにいっぺんに複数にとれたりするので、

ゴーヤをロスせずに消費するには少しコツがいります。

常套手段は甘酢漬けや浅漬け、ぬか漬けなど

お漬け物にするのですが、

それも数日先延ばしにするのがせいぜいです。

 

でも大丈夫。ゴーヤを残さず消費する奥の手があるのです。

それがこれ↓

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網に干したゴーヤ(室内で撮影)

干しゴーヤにするのです。

干し網で天気のいい日に2,3日干すと、

カラッカラの干しゴーヤになります。

 

↓こんな感じの干し網を2つ使っています。 

 

干し終わったゴーヤはシリカゲルなどの乾燥剤を入れて

保存容器に入れておくと、

よくある、即席味噌汁の乾燥野菜のようなもので、

いくらでももちます。

 

我が家は夏に収穫したゴーヤを

春が来る頃まで味噌汁の具として消費しています。

 この干しゴーヤの味噌汁が、やけに美味しいのです。

 

よく言われていることですが、

食材って干すとそれまでなかった旨みが出たり、

凝縮されたりするみたいです。

生のゴーヤにはない旨みがあります。

ゴーヤに限らず、野菜を「干す」のは

フードロス対策としても有効かと思います。

 

ごみ減量効果の試算:年間0.12kg(プラスチックごみ)

ゴーヤはスーパーでみるとだいたい

プラスチック袋に1個づつ入っています。

袋は小ぶりなもので、2gくらいかと思います。

年間60個のゴーヤを収穫できたとして、

 

2g/個 × 60個 = 120g

 

ゴーヤを自家製で栽培すると、

年間120gのプラスチックごみ減量になる計算です。

 

なお、我が家はゴーヤを苗で調達しているので、

1株あたり2g程度のプラスチックポット5個くらいを

上記の代わりに消費しています。