わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

本のリサイクルコーナー

こんばんは。わのわです。

このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。 

ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。

 

細々と母の遺品整理を続けています。

先日、文庫本や新書を整理していたら、

同じ新品の本が3冊も出てきました。

おそらく母が誰かに読ませたくて

複数一度に買ったのかなと思いました。

 

読ませたい人に届けることなく

母は旅だってしまいました。

せめて母が誰かに伝えたかったのが

どんなことなのか、読んでみようかと

一冊持ち帰ってみました。

 

f:id:wanowanowa:20190619232443j:plain

 

歴史に弱い私には

初めて耳にするお名前ですが、

どうぞお手柔らかにお願いします。

 

さて今日は、こうした本の処分方法の

新しい選択肢を試してみたのでご紹介します。

 

 

 

処分が進まない本

母の遺品でとにかく場所をとっているものは

服と食器、そして本です。

 

本の処分もどんどんしたいのですが、

ものを捨てるための合意形成が骨です。

困った時に助け合えるのは本当に心強いですが、

きょうだいが多いのも善し悪しです。

 

そんなわけで、母の人となりが忍ばれる

思い入れの強い本については

いちどきにどっさり捨てることもできず、

処分しても問題なさそうな本、

処分の合意がとれた本から

細々と少しずつ処分しています。

 

必要なくなった本の処分方法

必要なくなった本、

みなさんはどうしていますか?

古紙に出してしまえば早いですが、

まだまだ利用にたえる状態なら、

できればごみにせずに

どなたかにリユースしてもらう道を

模索したいですよね。

 

ボランティア団体に寄付する

「寄付する」という方法があります。

寄付された古本の売却益で

途上国の教育を支援するというような

NPONGOがたくさんあるみたいです。

叔母がそういった団体のひとつを

ひいきにしているので、

2〜3箱くらいは叔母を通して寄付しました。

 

ただ、同じような団体がたくさんあるだけに

最近はどこも寄付が足りなくて

支援の継続が厳しくなっているとか。

 

欲しい人に譲る

譲るという方法もあります。

一部は母の形見として、

叔母や祖母(母の母)にもらわれていきました。

 

あと、母が好きだった考古学の本は

そこそこレアだったり、

高価なものがあります。

これらは母がボランティアをしていた

地域の郷土博物館の人脈を通じて

共通の趣味の方々に譲れたらなあ、

と思っていました。

しかし、それもきょうだいの間で

合意形成がとれない間に

半年も経ってしまったので

もう難しいかもしれません。

  

売る

あとは、古本屋さんに売る、

という方が多いかもしれませんね。

わずかとは言え

見返りがあるのは楽しいですし、

人様の役に立つと思えば少し

手放しやすいですよね。

 

私も基本的には古本屋さんのブックオフ

持っていくことが多かったです。 

ただ、結構待たされた挙げ句

びっくりするほど値がつかないことありますね。

値段が付かないのは別にいいのですが、

値段が付かないにもかかわらず

長時間待たされることには閉口します。

 

もう一つの本の譲り方

最近気づいたのですが、

我が東大和市の図書館には

こんなコーナーがありました。

 

f:id:wanowanowa:20190619232435j:plain

「本のリサイクルコーナー」です。

いや、正確にはリユースなんですけど

まあ、つまらないツッコミは置いといて。

 

手持ちの本で読み終わったものを

誰かに譲るべく、置いていくことができます。

欲しい本があれば自由に

持っていっていいそうです。

こんな小さなコーナーなので、

大量に置いていくことはできませんが、

少しずつならどなたかのお役にたてそうです。

 

図書館というのは基本的に

本が好きで知識欲が盛んな人が多いです。

なので、そういった方に

「ちょっと読んでみようかな」と

思って頂けそうな本を見繕って持っていきました。

・歴史上の人物の本

・ちょっと前に流行った本

・ちょっとした雑学の本

などなど、文庫本や新書本中心に30冊。

 

もちろんお金にはなりませんが、

本を託すのにいっさい待たされないのが

思いのほか爽快でした。

 

 

本を欲しい人に譲る場

図書館や町の施設などで

このように「本のリサイクル」と称した

リユース推進活動があるようです。

もし興味があればお住まいの自治体に

問い合わせてみるといいと思います。

以前(といっても私が学生の頃ですが)は

駅でもこういったコーナーを

見かけたことがありますが、

最近はそういうのはないのでしょうかね。

 

ごみ減量効果の試算

今回の本の処分は母の遺品なので、

年間の量に換算することはできません。

ただ今回、「本のリサイクルコーナー」を

利用して処分した本は30冊で総重量は

5.2kgぐらいでした。それくらいの重量を

ごみにせずに済んだと言えそうです。