わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

私がアイスランドを愛す理由

こんにちは。わのわです。このブログでは、

ゼロ・ウェイスト に向けた

我が家の取り組みを紹介しています。

ごみの減量に取り組んでいる方の

参考になれば幸いです。

 

今公開中のアイスランド映画

「たちあがる女」を見てきました。

大好きなアイスランドが舞台というだけで

もう個人的には8割がた満足なんですが、

アイスランドウールを纏い、

アイスランドの大地を駆け巡る

ほぼ同世代(!)のおばさんヒロインの生命力が

理屈抜きにカッコよくて魅了されました。

過激ながらも根幹では

同じ願いと焦燥感を共有する

おばさんヒロインの活躍は、

エコ志向ゆえに少し孤独、という

私みたいなおばさんへの

鼻歌みたいな応援歌に思えました。 

(どこかで聞いたようなコピーですみません)

 

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写真はアイスランドの国花、

チョウノスケソウです。 

 

 

 

 

たちあがる女

「たちあがる女」予告編はこちら。

公式ツイッターから貼っておきますね。

重かったらごめんなさい(^_^;

 

 

 

 アイスランドを知っていますか?

最近はテレビで取りあげられる

機会も増えているので、

ご存じの方も増えたかもしれませんね。

 

ノルウェーやイギリスの北西沖に浮かぶ

北海道より少し広いくらいの小さな島に、

人口33万人という小国です。

緯度としては北極圏ぎりぎりですが、

沖合をメキシコ湾からの暖流が北上するため、

緯度のわりにはマイルドな気候と

豊かな海産資源に恵まれています。

 

アイスランドとの衝撃的な出会い

私のアイスランドとの出会いは

高校の地理の授業でした。

今となっては、実に四半世紀以上前ですね。

聞いたこともない国でしたが

授業できいて、とにかく

心をわしづかみにされたのは、

・電力のほとんどを水力でまかなっている

・暖房のほとんどが地熱利用である

この2点でした。たぶん、

これは今も変わっていないと思います。

 

その頃、化石燃料はあと20~30年で

枯渇すると言われていました。

(実際には、採掘技術が進歩して

 今ではもうそういう話はききませんね)

そうは言っても、化石燃料なしで

文明社会が成り立つイメージができず、

高校生なりに閉塞感を感じていました。

 

ところがアイスランドは、健全で文化的な社会を

水力と地熱というクリーンなエネルギーだけで

実現しているというのです。

これは衝撃でした。これを聞いた瞬間に

惰性でとっていた板書の手が止まり、

顔をあげて先生と目があったのを

とてもよく覚えています。

 

授業で印象に残った話

四半世紀も前なので、

今はどうか、裏をとってませんが、

ほかに印象に残っているのはこんな話です。

 

・ありあまる地熱エネルギーを利用して

 温室栽培のトロピカルフルーツを

 欧州本土に輸出している

 →えー、北極圏付近でパイナップル?!なにそれ?

 

・ししゃもは雑魚すぎて肥料として畑にすきこんでいたが、

 日本人が破格で買うので輸出するようになった

 →へー、私の暮らしとも関係あるんだ・・・

 

・貝類の漁獲量も多く、食用にした残りの貝殻を

 コンクリートの原料として再利用している

 →なんかいちいちエコ!

 

・西暦930年に世界最古の民主議会が開催された

 →えー、ヨーロッパの民主主義って

  フランス革命より後かと思ってた(世界史ガンバロウ)

 

意外だった苦難の歴史

そんなんですっかりアイスランド

魅せられてしまった私は

期末の課題「好きな国についてレポート」で

当然、アイスランドをとりあげました。

当時はインターネットはなかったので、

図書館で百科事典などを書き写したりしてました。

 

授業をきいてアイスランド

ユートピアのように思っていましたが、

調べてみると、いろいろ苦難の歴史でした。

 

有史以来、度重なる火山災害に見舞われたこと。

もともと寒冷なので、冷夏のたびに

ひどい飢饉と疫病で人口が激減したり、

他国の支配下におかれたこと。

 

こんなに自然に苦しみながらも、

自然から一方的に奪うことをせず、

与えられた分だけで

暮らしていこうとする国民性。

アイスランドって、どんな国なんだろう・・・。

その時からずっと、アイスランド

一度は訪れてみたい国でした。

 

そして、20年後

で、実際に訪れたのはそれから

20年以上経ってから(わりと最近)

なんですけどね。

長くなりましたので、その話はまた次の機会に。

 

ここまでで、アイスランド

興味を持ってもらえたようなら、

ぜひ「たちあがる女」を観に

劇場へ足をお運びください!

アイスランド雄大な景観が

思う存分楽しめることだけはお約束します!

 

今日も、最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。