わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

カレンダー、世にはばかる

こんにちは。わのわです

このブログでは、ゼロ・ウェイスト に向けた

我が家の取組を紹介していました。

が、先月実母が急逝しため、

当面、遺品整理がテーマになっています。

 

先月半ばくらいから少しずつ収穫してきた

庭の柿がそろそろ佳境です。

多くの柿は写真の手前の実のように、

文字通り柿色になっていますが、

奥の実のように早い時期に

鳥が穴を開けたのが2つだけあって、

その柿だけ、真っ赤にやわらかく熟しています。

鳥が食べやすそうな感じになったので、

これは鳥の取り分、という感じになりました。

100個以上なったので、

2つで済むなら平和なものです。

 

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さて今日は、相変わらず

あまり捗らない遺品整理をやっているなかで、

思いがけず多かったもののひとつを紹介します。

よろしかったらお付き合いください。

 

 

 

母の家の整理をするなかで

思いがけず山のように出てきたモノの1つに、

カレンダーがあります。

 

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祖父や父からの遺産がほとんどですが、

母はいくつか株を持っていました。

それで、株を持っているいろんな会社から

毎年うなるほどカレンダーが送られてきていたのです。 

 

まあ、都度、捨てればいいのですが、

捨てるということはしない母です。

普通の感覚でも、この大容量の

綺麗に印刷された上質な紙を

ごみ箱に直行させるのは

気力が要ることではないでしょうか。

貧乏性でしょうか。

 

おおかた、母は裏紙にしようとでも

考えていたのでしょう。あるいは、

綺麗な絵はポスターとして飾ろうと

思っていたフシもあります。

しかし、裏紙にしろポスターにしろ、

どう考えても需要を越えた量です。

 

毎年のカレンダーの物量は

生前から子供たちも気にしていて、

毎年、留学生に寄付させたり

(4月から来日する留学生は日本のカレンダーが

 手に入らず困ることが多いそうです)

譲り先を探したりと、対策をしてはいました。

それでもかき集めてきたら相当ありました。

何年か分合わせ、軽く段ボール箱1杯。

数にして20以上ありました。

どれもこれも、結構大きめなカレンダーです。

もちろん、今年や、もっと以前のものなので、

今となっては紙くずです。

 

ゼロ・ウェイスト的視点に立ってみると、

毎年問答無用で送られてくるこの紙の山に

やり場のない憤りと無力感を覚えました。

 

個人対個人の関係なら、

一人暮らしの老人に

こんなにたくさんのカレンダーが

必要なはずがないことは

少しでも考えれば明確なことです。

それが大企業対顧客集団となると、 

そんな個人の事情が考慮されるはずもなく、

カレンダーは個々の企業の事情だけで、

毎年どっさり送られてくるのです。

 

それをごみにしないために

なぜ私たちが奔走しなくてはならないのか。

 

しかも、そんなささやかな努力では

到底追いつかない量が、毎年送られてきていて、

現に、もうごみに出すしかない紙の山が

目の前にあるのです。

なぜ私たちがストレスを抱えながら

これを処分しなくてはいけないのか。

 

まあ、企業には企業の事情があり、

都度都度捨てなかった母も母かもしれません。

私の職場でもカレンダーは配っています。

配布対象は基本的に法人ですが。

誰かを糾弾するつもりはないのですが、

やるせないです。

 

そして、恐ろしいことに、

昨日すでに、来年のカレンダーが2つも

郵便受けに入っていました、、、。

どうにかして止めたいところですが、

すでに11月も末。時間もないし、難しそうです。

ああ、なんてこった!

 

といううめき声で、今日はおしまいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうごさいました。