わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

レシートいりません

おはようございます。わのわです。このブログでは、

ゼロ・ウェイストな暮らしを目指した我が家の取組を紹介しています。

ごみを減らしたいという方のなにがしかのヒントになれば幸いです。

 

ここ数日、仕事で山の中を歩き回っています。

以前はこれが日常だったのですが、もうだいぶ前から

現場はほとんど人に任せるようになっているので、久しぶりです。

都会の平坦な道ばかり歩いているなまりきった足腰には

デコボコの山道で姿勢制御しながら普通に歩くのさえ結構な負担です。

そんなわけで、身体中筋肉痛でぼろぼろなのですが、

野外に出て自然を身体中で感じるのは本当にいいです。

視界を埋める緑、土や植物や雨の匂い、風のざわざわや虫の声、

日光の温かみや沢の水の冷たさ。上手く伝えられないのですが、

五感で感じる全てが、理屈抜きに、都会では見失いがちな

「生きている」実感を強烈に与えてくれます。

都会で何か行き詰まりを感じているような人には、

騙されたと思って野山に出かけてみてほしいです。

 

さて話変わって、今日は、買い物をしたとき、レシートを

できるだけもらわないようにしている話です。

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黙っていると日々印字されていくレシート

 

 

レシートをもらわない決心

 以前は、必ずレシートをもらうようにしていました。

家計簿で使途不明金を出すのが嫌だったからです。

 

レシートを出さないお店でも、レシートいただけませんか?とお願し、

パスモをチャージしたら、領収書ボタンを必ず押す徹底ぶりでした。

 

しかし、家計簿つけている方はわかると思いますが、

家計簿に記録したら即、ゴミ箱行きのこの小さな紙切れ、

日々もらい続けると、ばかにできない物量です。

 

このゴミを減らす方法はただひとつ。

「もらわない」、これだけです。

 

わのわのレシート減量生活

細かい買い物や外食の会計は、レシートをお断りして、

収支はすぐに、タブレットにメモることにしました。

 

ただ、家計簿に品目を分けて書くものを

まとめて買うスーパーなどでのレシートは

その場で品目を分けてメモるのは無理なので、

今のところは、引き続きもらうようにしています。

 

果たして、使途不明金は増えました。

使ったその場でのメモを忘れることがあるからです。

が、まあ、家計はおおむね今までどおり、

把握できているので許容範囲と言えそうです。

 

ここでも、試されるリフューズスキル

が、レシートひとつとっても、断るのって、

慣れないうちはなかなか難しいです。

 

簡単なのはそもそもレシートを出さない店。

これは今まで下さい、とお願いしていたのをやめればいいだけです。

それから、レシートご利用ですか?と聞いてくれる店。

要りません。聞かれて答えるのは簡単です。

 

リフューズスキルが試されるのは、必ずレシートを渡す店です。

黙っていたらじゃんじゃん打ち出されてしまうので、

大事なのは会計をする前に先手必勝、で

レシートは要りません、ということです。

先に言って、打ち出さないで済ませてくれれば、ゴミ減量に成功です。

 

ついでに渡される割引券やらポイントカードの類も、

基本的に全部お断りすることにしています。

 

実際にはまだまだ、うっかりもらってしまうことも多いのですが、

日々、精進していきたいと思います。

  

それでも「要らない」を発信すること

残念なのは、要らないと言っても渡さないだけで打ち出して捨てるお店。

コンビニはほとんどそうですね。

これだと結局ゴミが発生しているので意味がありません。

こういうお店はレシートを捨てる場所があって、

要らないならそこに捨てればいいじゃん、

的な対応をされることもあります。

 

正直、打ち出してしまったものはせめて持ち帰れば

家計簿をつけるまでの記録としてまだ役割があるというものですが、

やはり貰わずに帰ることにしています。

貰ってしまったものは、不要レシート入れに捨てます。

それがなくても店内にゴミ箱があれば捨てていくことにしています。

 

なぜなら、本当の希望は、自分の買い物で、

無駄になるレシートを出してほしくない、ということなのです。

問答無用でレシートを渡すのってどうなんでしょう?

と問い続けることなのです。

 

しつこく言っていれば、いつか気が変わって

打ち出さない選択をする日が来るかもしれません。

 

いっぱいになった不要レシート入れを見て、レシートどうなんだろうと

何かもっと裁量権のある人が、ある時思ってくれるかもしれません。

 

最近思うのは、ゼロ・ウェイストの活動で大事なことのひとつが、

一消費者の嗜好としてでもいいので、

「要りません」「無駄な資源の消費はしたくありません」

ということを折りにつけて発信していくことだよなあ、ということです。

 

ゼロ・ウェイストって、人目には「貧乏くささ」と紙一重です。

それで以前は自己満足の秘密の趣味で、ひっそりと楽しんでいました。

例えば、友人と食事する時は、店で出された割り箸を使ったり。

マイ箸を取り出すのが、なんとなく気恥ずかしかったのです。

 

でも本当の願いは、やっぱり、一人ひとりがもっと、

今のライフスタイルを全員が享受することの持続不可能性とか、

資源の採掘や生産の場で私たちのライフスタイルを

支えるために起きていることとかに目を向けて、

出来ることを考えて欲しい、一緒に考えたい、ってことなんです。

 

だから、どうせダメでも言い続けたい。

答えが分かっていても、一度はお願いしてみよう。

いろいろな局面で、そのように動こうと、最近は考えています。

  

ごみ減量効果の試算:年間0.2kg(可燃ごみ

レシートの重さはいろいろですが、

貰わずに済むような小口の買い物のレシートを

適当に10枚集めて重さを計ってみたら4gだったので、

1枚平均0.4gとしましょう。

我が家で断れるレシートが発生する買い物の頻度は

家計簿から推察するに、週10回程度でした。

 

 0.4g/枚 × 10回/週 × 52週/年 = 208g

 

レシートをできるだけもらわないようにすることで、

年間にすると、208gの可燃ごみ減量になった計算です。

 

 今回も、ひとりの努力で減らせるゴミはたいしたことないですが、

レシートは出しときゃいいってもんじゃないよ、

という主張として、今後ももらわないを続けてみようと思います。