わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

バイブルを買ってみたら

こんにちは。わのわです。

我が家の旦那さまの名言に「犬だと思えばいい」というのがあります。

配慮に欠ける人にイラッとすることありませんか?

私は結構ありました。ひとつひとつは小さくても、

一日蓄積すると結構な消耗です。他人に期待しすぎなんですよね。

犬が相手ならそんな期待はしません。相手には失礼ですが、

心密かに「犬だからしょうがないな~」と思うと、

スルーもできるし、必要なら改善も求められるようになり、

驚くほど気持ちが、大袈裟に言うと生きるのが楽になりました。

もし同じような悩みの方があったら、ぜひ試してみてください。

以上、余談でした。

 

さてこのブログでは、ゼロ・ウェイストな暮らしを目指した

我が家の取組を紹介しています。暮らしのヒントになれば嬉しいです。

 今日はちょっと閑話休題。このブログのバイブルとも羅針盤ともいえる

ベア・ジョンソンの「ゼロ・ウェイスト・ホーム」を買ったときのことです。

 

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バーと帯が、、、!

 

 

 

出会いは図書館だったので、気づきませんでしたが、

書店で購入したら、なんとカバーが!そして帯まで!

 

出版にあたってのベア・ジョンソンのこだわり

出版するにあたり、本を出して売るということは

ゴミを生産することになるという葛藤があったことが

著書のなかに綴られています。

 

その葛藤とこだわりを反映し、この本、ちょっとざらっとした、

わら半紙(って、いまはないのかな?)みたいな紙を使っています。

古紙率が高く白色度の低い紙を使っているのだと思います。

 

然るに、カバーと帯(上質な紙)が付いているというアンバランス!

ベア・ジョンソンは了解しているのかしらー?と思ってしまいました。

バーも帯も、本の機能としては必要のないものですからね。

ゼロウェイスターとしては、真っ先に削ぎ落としたい何かです。

 

されど、帯があるから人目につく、そして広がる 

とはいえ、この帯。

売ることを考えたらぜひ付けたい気持ちも分からないではないです。

資源としては明らかに余計ですが、本屋に平積みにしてあっても、

この帯があるとなしとでは手にとって見る人の数がだいぶ違うでしょうね。

とくに「1年間のごみはたったこれだけ!」という写真は

すごくキャッチーというか、インパクトあります。

この帯があればこそ、ふと気になって手に取った人が

いずれ「ゼロ・ウェイスト」のカリスマになって、

結果として世の中のゼロ・ウェイスト化を

けん引することだってあるかもしれないんです。

 

それを思うと「こんなものはがしてしまえ!」とは

むげには言えないところはあります。

 

なぜ、日本の本にはカバーがついているのか

そしてカバー。考えてみれば、カバーなしで

売られている本って、少ないですよね。なぜなんでしょう。

出版社に勤めていた友人に聞きました。

 

本は書店が買い取って売っているわけではなく、

出版社から借りて置いているような感じらしいです。

ということは、売れなくて出戻る本もあるわけですが、

長く陳列されていれば背表紙が日に焼けたり、

人が手にとって汚れたり傷ついたりして

出版社に戻ってくることも多いわけです。

 

出版社は機会があればその本を

バーだけかけかえて別の店に出すこともできるし、 

売れ行きの悪かった本は、

バーのデザインを一新してリベンジ、

ということもあるそうです。

 

この話を聞いてみると、本にカバーがかかっているのは

(ゼロ・ウェイスト視点はおいといて)至極当然に思えて、

むしろ海外ではかかっていないことが不思議に思えてきます。

本の流通システムが違うんでしょうかね。

 

 一消費者わのわにできることは・・・

「本は本屋で派」のワタクシとしては、

本屋に陳列するためのカバーだったとは、ちょっと複雑です。

 

とはいえ、通販だからといってカバーがついてこないわけでもなく、

それでいて通販は確実にごみになる包装材が多いです。

次善の策として、今後も本を買うなら本屋で買おうと思います。

もちろん、その前に、図書館、古本を検討しておくべきですけどね。

  

ゼロ・ウェイスト・ホーム ーごみを出さないシンプルな暮らし

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